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悔恨
5月23日午前6時、
当然の如く徹夜明け。
身体の所々が軋む。
特に両腕。血液の循環がおかしくなっているのだろうか。
一体何度同じ事を繰り返す。
死にたがりか、私は。
生き急ぎ過ぎだ。
不謹慎な話ではあるが、私には今危篤の親族がいる。
その人も、身を粉にして働いていたという。
生存は絶望的で、今彼は、沢山の機械に繋がれ、ただ生きているだけの状態となっている。
自分は何の為に生きていたのか、
――それは死に際の人間だけが理解し得ること。
自分は何かを為すことはできたのか、
――それは消え行く意識の最後の思考。
自分は、幸せだったのだろうか。
私には全てまだ分からない。
私は、いつ死ぬのだろう。恐らく相当早い。
なぜ私は時間を空費する?
限られた時間は短いぞ?
何の為に、俺は生きている?
答えに俺は辿り着ける?




