忌避
真面目な愚痴です。
5月21日、
初めて人を心から嫌いになるという感情を覚える。
私は今まで人を嫌いになることが皆無だった。
逆に、人を好きになることも皆無だった。
流石に多少の心の振れ幅は存在したが、嫌い、好きというレベルまで揺れ動くことはなかった。
それは、私が人里離れた一軒家に暮らしているから、
世間知らず、というか人間の裏の側面、本質についてあまり知らなかったり、
色々な人間(私がふつうに憎悪するレベルの人間)に出会ったことがなかったり、
といったことに起因するだろう。
ともかく、私は今までにないドロドロとした感情の沸き上がりを感じている。
これが、人を嫌いになるってことか、と、まるで小説の登場人物のような、柄にもないことすら覚える。
と、いうわけで、前置きが長くなってしまったが、今回はこのモヤモヤしたドス黒い感情を吐き出すための愚痴回とさせていただく。
私は「奴(厳密には「ら」)」のことは、そこまで嫌いではなかった。常に常軌を逸した行動をとっていたものの、話は通じる相手だ、とは思っていた。
実際のところ、奴は単なるゴミクズだった。
奴は自身を取り巻く環境を客観視できない。
「こうしたら相手はどう思うのだろう。こう思うからやってはいけないことだ」
というような、今どき小学生でもできるような、論理的思考の欠片も感じることができない。
殴る蹴るは当たり前。平気で人を罵倒する。
その結果、あらゆる人を傷付けた。
私も、怪我をしたり、持ち物を壊されたりした。
だがしかし、本人は自分が正しいと盲信している。
自分と食い違う意見は排斥しようとする。
そしてまるで、周りの人々も自身の意見を正しいとするかのように思っている。
誰かが指摘しようとも、自身の思考の真理性を否定しない。
自身の思考の絶対性、普遍性を疑わない。
人の痛みを分からない。
かの内田樹氏の言葉を借りると、「反知性主義者」といったところか。
昨日から今日にかけて、これを完全に確信した。他人を蔑ろにする奴の思考を。
つくづく、奴の思考回路というものは分からない。
ただ言えるとしたら、奴は自身の愚かさに気づけない、惨めな人間ということだ。
そして想像ができる。仮に奴にこの文言を伝えたところで、適当な屁理屈(奴は正しいと思っている)を捲し立てて、こちらが反論するのさえ面倒くさくなると、勝ったと思って、こちらの言い分をこれっぽっちも受け入れない姿が。
実に愚かだ。
実に滑稽だ。
実に幼稚だ。
虫酸が走る。
私としては、奴と距離を置きたいところではあるが、あまりいさかいを起こしたくないので、表面上は親しく振る舞うしかないだろう……。というか、上述したが、仮に「これこれこういう理由で嫌いだ。つきまとうな!」と言っても、奴が自身の非を認めない姿は目に見えている。言語が通じない。
本当にもう、こういう輩にはどう接すればいいのか、私にはもう、何もかも分からない。
孤独が一番だ。
こんな個人的な愚痴をここまで読んでくれて本当にありがとう。
くっさいくっさい自分語りをしてる人って、なんか指摘されると顔真っ赤にして早口で反論しだすよね。




