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雑記  作者: 真四知杣華
2018年3月
100/100

蒼穹

今日は、空がとっても青かった。


まぎれもなく雲ひとつ無い青空だった。


空を眺めるなんて久々で、こんなにも青いものだったのか、と驚嘆した。空っぽの私には眩しすぎるような、紺碧の空を味わった。


昔から今に至るまで全く変わることの無かった、いつも通りの空なのだろうが、私には何だか特別に感じた。


この故郷の空を忘れることはもう無いだろう。


私の家は、決して新しいものではなかったし、鄙極まりなかったし、虫も沢山出るし、自分の部屋はないし、などなどしがらみは多くて早く家を出たいとは思っていた。それでもやはり、住めば都と言う通り、私にとっては唯一の都だった。


今日をもって、私の高校生としての生活、家族との暮らしは完全に閉じる。


未だに新生活への不安は拭い切れていない。けれども、もう時間が来たのだ。


雑記も、この話をもって終わり。


尊き青春時代の思いを遺せて良かった。自分に酔いすぎてなかなか恥ずかしい黒歴史でもある。しかし、それでも、戻れない過去を書き残しておけたことが嬉しい。


忙しくて全然残せていない期間があるのが残念だ。もっと書けばよかったなあと今更後悔しても遅い。


何事も、後悔しないように行動するのが最も大切だ。


恥こそ人生における大敵だ。恥があるからこそ行動できないし、後悔の元だ。


他人を貶めるという行為もまた、人生における大敵だ。他人を貶めることはすなわち自分への完璧さを求めることだ。その貶めた要素を、自分は持たないようにしようと求める。そうして恥が生まれる。行動しなくなる。後悔が生まれる。


誰かを見下して、貶して生きていくと必然的に後悔に行き着く。


上を見上げて生きていこう。見果てることのない天上を。

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