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ROCK5


化学は素晴らしい人類の財産である。

医学、工業、さらには芸術にも応用され、今や化学と人は切っても切れない関係にあるといえる。

もし、化学が我々の日常からスーッと消えてしまったなら、世界はもう破滅するに違いない。

そんな人間の生存に必需の化学こそが日常を作り出し、日常は我々に幸福を与えてくれるのだ。


大学教授である私、Dr.ドクトルも化学の恩恵を授かっている一人だ。

生まれてからずっと化学が作り出した工業製品に埋れながら生活している。

さらに、私は化学について研究することを生業としているのだから私が人間社会で生きていく助けも化学はしてくれているというわけだ。

化学に支えられながら、これからも私は生きていくのである。


今日は目玉焼きのような高気圧が日本を覆っているようでジリジリとした陽気をしている。

勤務先にいくため、最寄りの駅まで歩くのだが汗が止まらない。

体温が外気のせいで上昇しているから体が体温を適正なところまで下げようとしているのである。

この塩化ナトリウム水溶液の滝はシャツをびちょびちょにさせた。

こうなるとコンビニにでも寄ってキンキンに冷えた炭酸でも飲みたくなる。



コンビニに入ると奥にドリンク売り場が置いてあった。

色とりどりの清涼飲料水が綺麗に陳列されている。

その中でも私は新発売と書かれた恐ろしく毒々しい色をした缶ジュースを手にとってみた。

新発売「Rock5」である。

異国の蛾のようなパッケージ、何味なんだろうか。

取り敢えず、裏に書かれた原材料一覧を見てみる。

これは一種の職業病なのかもしれないが、こういうものを買うときは必ずそれがどんな混合物なのかみてしまう。


このとき、そのルーティーンは私の脳に今までにない衝撃を与えた。

その雷のような衝撃はあらゆる反応式が私の中でつなげた。

新たな化学の発生を私にそれは予期させたのである。

それはサッカーボールの回転が地球の自転と重なったような感動だった


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