【プロトタイプ版】悪役令嬢、絶望を抱いて ～滅びゆく世界で、彼女が選んだ結末とは～

『悪役令嬢、革命の果てに ～英雄と呼ばれた彼女が、処刑台に立つまで～』の続編です。

革命を起こし、国を変えた“英雄”は、処刑台で生涯を終えた――はずだった。

なのに、パルメリア・コレットは再び目を覚ます。
そこには見覚えのある領地、公爵令嬢としての日々、そしてかつての仲間たちがいた。

だが、彼女の心はすでに凍りついている。
粛清と独裁、そして死――革命の果てにあったのは破滅だけ。
「ならば、もう何もしない。誰も救わず、誰にも救われず、ただ終わりを待つだけ――」

しかし、世界は彼女を放っておかない。
王宮からの召集、迫る戦火、かつての仲間たちの懇願。
必死に差し伸べられる手を、彼女は受け取るのか、それとも拒むのか。
「……どうして、放っておいてくれないの？」

絶望に縛られた彼女は、再びこの世界を動かすのか、それとも終わりを選ぶのか――。

これは、“もう一度”人生を与えられた悪役令嬢が、最後に何を掴むのかを描く物語。

※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。