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鬱夢
暗雲の中、木々がいっぱいのジャングルなのか、
山奥なのか分からない所を大学でよく話す人々と、
リュックらしき物と武器のような物を持って歩いていた。
何がどう起きたのか分からない中を、黙々と歩く。
今まで、見たことの無い植物やドデカイ植物を掻き分けて歩く。
永遠と歩く。
・・・かと思ったら、目が覚めた。
・・・体が怠い。
また、ウトウトと眠くなるのに、頭が痛い。
寝にくいが、睡魔は襲う。
暗雲の下で、黙々と歩く。
回りは雑居ビルや家が増えてきた。
その中でも一番高い螺旋階段のような搭へと吸い込まれていく。
中は外から見た通りの螺旋階段。
『猫の恩返し』に出たラストの階段に似ている。
その階段を上っていく。
行きたくないのに。
最上階に着いた。
口数はない。
風が吹いた。