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転生魔法使いは射程2メートル  作者: ひでんのたれ
妖精の国編
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85話 入り口探しとルイーズの実力

昨日は1つ目の花の妖精族の里への入り口の結界があると言われる場所たどり着いたもののその場には入り口がなかった。その日は夜も遅かった為その場で野営をし、翌日に残りの入り口の結界があるとされる場所を回ることなっていた。


そして本日も入り口の結界があるとされる場所を回り、二箇所目にもなく三箇所目に向かっている。ランダムに形成されるというのが厄介ではあるがだからこそこれまで、花の妖精族の里は見つかることがなかった。

僕たちがこのことを知っているのはロンプオン村の雑貨屋ボブ爺さんの情報があったからである。



「はぁぁー!!!」

シュパッ!!鋭い剣裁きで魔物を倒すルイーズ。

ルイーズの武器は大剣であり、『大剣の導き』と『武器軽量化』という二つのスキルを持っており、『大剣の導き』により大剣使用時、攻撃力10倍、『武器軽量化』により大剣の重さを全く感じさせることはなく振るうことができ、この2つのスキルにより攻撃力が非常に高く、さらにレイピアを使っているのではないかと思うほどの剣速で大剣を振ることができるのだ。


『サーチ(広範囲探査)』によりさらに数匹魔物の反応がある。

「ルイーズ北西から数匹魔物が来るよ」

「はい!私に任せてくたさい」

笑顔でそう答えるルイーズ。


魔物が視認できる距離まで近づいてきておりよく見ると体長2mほどあるカマキリのような魔物のようだ。


魔物が近づき手が鎌のようになっており鋭く振り下ろす。


シュッ!!

ルイーズのほうに向けて周囲の草木が切れながらルイーズに近づいていく!

「!!!」

ルイーズは素早く反応しその攻撃を避ける。恐らく風の刃、かまいたちのようなものだろう。

カマキリのような魔物は三匹。

「手を貸そうか?」

僕はそう提案すると、

「大丈夫ですよ!この程度の相手に遅れはとりません!」

そういうとルイーズは一匹そして二匹と倒し、三匹目が鎌を振り上げ振り下ろしたその手を切り、上空へ大きくジャンプ。

「ギロチン(絶対切断)!!!」

ドスン・・・。

カマキリのような魔物は、首を切り落とされた。・・。がまだ体は少し動いている。昆虫系の生命力はとてつもなく強いのだ。


そしてしっかりと頭を潰し止めを差すルイーズ。


「どうでしたか?」

「うん!すごくかっこよくてキレイだったよ!」

そう答えるとルイーズは嬉しそうにそして少し恥ずかしそうにしていた。


僕は討伐された魔物を入れる前にその魔物を鑑定し名前を知った。

そいつの名は『カマカマキリンス』。


ここまで旅をしてきて気づいたことがある。このラミーレ平原に出没する魔物は2つに分けられる。


一つは、植物系であり、もう一つは昆虫系の魔物である。特に昆虫系は厄介であり首を落としてもすぐに討伐完了といかない。しばらくは動くことができる生命力がある固体が多くいるのだ。

故に首を落としても油断をしないこと。頭を確実に潰すことが大切となるのだ。


「それにしてもルイーズは大剣なのにキレイだね」

「えっ・・・そ・・・そんなことありません・・・よ」

「大剣というと大胆なイメージがあるけど繊細で鋭い剣裁きに見えたよ!」

「あ・・・ありがとうございます」

ルイーズは少しモジモジとしながら答える。


しばらく進むと日は高く昇り三箇所目となる花の妖精族の里の入り口結界があると思われる場所に到着する。

手を伸ばすと何やら薄い膜のようなものが目の前にあることが分かった。


「ここだ!」

「みんなここが入り口の結界みたいだ!」

そういうとみんなは結界前に集まり手を伸ばして結界の感触を感じている。ルイーズは元騎士ではあるが、なんとなくといった程度ではあるが結界を感じ取ることができたようだ。


よしそれじゃあひとまず馬車をアイテムボックスに収納っと!

「みんな手を出して!これからこの結界を通り抜ける。準備はいいかい?」

「「「はい!もちろんです(はいっす)(ん!)」」」

その答えを聞いて、僕たち4人と1匹は結界を通り抜けた。


「?特に変わった様子はないね?」

ちょっとさっきよりは暗いようだけど・・・。


「そうですね!先ほどいた場所とそこまで・・・」

「っすね」

「ん・・・?」


するとルイーズが空を指さし

「テオさん、皆さん上・・・上を見てください」

その声を聞いて僕たちは上を見る。すると先ほどいた場所と明らかに違うことを実感させられた。先ほどは西のほうに薄暗い空があったのだが、今は濃い黒い空が真上にあるのだ。

「随分と移動した?」

これってまさか転移魔法?になるのだろうか?

「そのようですね。そうなるとやはりここは花の妖精族の里ということなのでしょうか?」

ルイーズは現在の状況判断をしている。


「師匠!なんだかこの辺り嫌な気配が漂ってるっす!野生の感が働いているっす」

レニーはそういっている。しかしそれはレニーだけではない。僕の第六感も似たような感じで反応しているのだ。ピリっとした何とも言えない空気を感じるのだ!


「テオ・・・どうした?悩んだ?」

ウェンディーが僕の顔を下からのぞき込む。その角度だめですよウェンディー!大きな胸の谷間が服の隙間からチラっと・・・。


・・・・ジャスティス!!!

そう心の中で叫んだのは内緒にしておこう。すぐに目をそらし周囲を見渡してみる。

すると静かなもの・・・。


「あんたたち誰だ!」

どこからともかく声が聞こえる。

「答えない!あんたたちは何者で何の用があってここに来たの?言わないと殺す!」

姿は見えない。声はどんなトリックかわからないが反響しており声の場所を特定できない。


「僕たちは冒険者で、薄暗い空の調査に来ました。」

「・・・まさかあんたたちが犯人!許さない!」

「違いますよ!ただの冒険者です。」

「嘘つき!あんたたちが首謀者ね!」

「いやいや!違いますって。普通の冒険者ですよ」

「悪者は誰だってそういうわよ」

うわーこの人話を聞かない系だ・・・


「そもそも今この状態の時にここ来て入れたことが何よりもの証拠!」

「ギッタンギッタンにしてやるんだからね!!!」

そういい放つ話を聞かない系の人。


さてどうしたものか・・・。


「アイススピア(鋭氷突)」

背後から氷の槍が僕目掛けて飛んできた。振り向くとうつろな目をしたレニーがいる。

「おいレニーどうしたの?」

声をかけると次にルイーズが僕に切りかかってきた。

「なっ・・・ルイーズ君まで・・・」

ルイーズもうつろな目となっており光が通っていないようだ。どうも二人とも正気を失っているように見える。


「ん!みんなどうした?」

「ウェンディー無事か?」

「ん!問題ない。」

「これどういう状況かわかる?」

「確定できない!でも精神支配の類!」

となるとレニーとルイーズは操られていると思ったほうがよさそうだ!


「うふふ!どう?あたしの攻撃?精々苦しみなさい」

どこにいるのかわからない声の主はそのように言いながら笑い声をあげている。


これはすごく厄介なことになってしまった。仲間であるレニーとルイーズ。この二人を傷つけるわけにはいかない。


そして二人を操っているのはおそらくこの声の主だろう。しかしその場所がわからない為、手の出しようがないのだ。


テオとウェンディーは精神支配をされたであろうレニー、ルイーズを助けることができるのか?

そしてこの声の主はいったい何者なのか?


いつも読んでいただきありがとうございます。

久しぶり!?のルイーズの戦闘です。

そして操られているであろうレニーとルイーズ!救出することができるのか?

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