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転生魔法使いは射程2メートル  作者: ひでんのたれ
妖精の国編
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84話 ボブ爺さんの情報

ロンプオン村の雑貨屋の店主であり巨人族のボブ爺さん。

僕たちははちみつの購入したい、もしなくとも自力で入手する方法がないのか調べる為に、ボブ爺さんの雑貨屋へと足を運んだ。

しかし、はちみつはなく少なくなった原因もわからないとのことであった。


諦めかけたその時、僕たちが西の薄暗い空の調査に行くことを知ったボブ爺さんは、あることを語る決意をしたのだった。


「おぬしたち口は堅いか?」

鋭い眼光?といっても眉毛がかかって見えないのだそんな迫力のある姿のボブ爺さん。

僕たちは

「言うなと言われたことを言うほど口は軽くありませんよ!」

レニー、ウェンディー、ルイーズもそれぞれ頷く。そして僕の頭の上に乗っているハクトも首を縦に振る。


「ジェネラルホーンラビットを従えているものであれば信用に値する・・・じゃろう。」

「??」

僕は何を言っているのだろう?と不思議な気持ちになった。


「これは公にできない話なのじゃがな。おぬしたちは花の妖精族を知っておるか?」

「花の妖精族ですか?」

花の妖精族。どこに住んでいるのかわからない希少種であり、特殊な魔法を使う種族である。

僕たち魔法師学園に通っていた者は、花の妖精族を1人知っている。

卒業コロッセウムにてクラウスが相手した『デイジー』という生徒がその花の妖精族なのだ。(※36話参照)


「はい!魔法師学園で見たことがあります。」

「コロッセウムでクラウスさんが戦った人っすよね?」

「ん!強かった」

「皆さん知っているのですか?なんだかずるいです。」

普段はルイーズが知っていて他のメンバーが知らないというのがお決まりだったけど今回はその逆でちょっと悔しそうだった。


「じつはのう・・・この村から西へいったラミーレ平原の薄暗い空の近くに花の妖精族が隠れ住んでおるのじゃよ」

なにその爆弾発言・・・。なんで知っているの?

「あの~どこに住んでいるのかわからない種族だったのでは?」

「そうじゃな!だからこそこれがバレれば一大事なのじゃよ。決して口外するでないぞ!」

「それはもちろんですが、薄暗い空が花の妖精族と関係があるのでしょうか?」

「おぬしはなかなか聡いのぉ~。そしてはちみつにも関係するのじゃ!」


ボブ爺さんが語るには次のような内容であった。

はちみつは花の妖精族から仕入れているらしくそれらは口外しておらず秘密のルートであること。

その花の妖精族が隠れ住んでいる場所は結界が張ってあり普段はいくことはできない場所であること。

薄黒い空になってから花の妖精族の里、そしてその周辺にある草花、木々に至るまで枯れ始めてしまったこと。

その結果、はちみつを取ることができず一般客に売ることができなくなっているということのようだ!


こうなると怪しいのは、あの薄暗い空。あれがどんな原因であの場にあるのか?それを突き止めることを優先し解決の糸口となりそうだ。

「おぬしたち西へ行くのじゃろう?どれ花の妖精族の女王に紹介状を書いてやるから少し待つのじゃ」

「よろしいのですか?」

「おぬしたちは信用できる目をしておる。それにじゃ、花の妖精族の話を聞けた方が解決の糸口も見つかるじゃろうて。わしが紹介状を書いておけば恐らく結界内へ入ることもできるじゃろう。」


「ありがとうございます!」


「ほっほっほ!いいんじゃよ!わしの友のためでもあるしのう。」

そういってボブ爺さんは紹介状を書き始めた。しばらくすると紹介状を僕に渡し、

「いいか!花の妖精族の里には結界が張っておる。普通は入ることができないのじゃが、おぬし魔法使いじゃろ?結界に触れるときの感覚がわかるじゃろ?」

「はい!なんだかこうフワっとというかヌルっというか。そういった感覚がありますね。」

「うむ。花の妖精族の結界なんじゃが非常に強力になっておる。故に普通は結界を通り抜けると元の場所へと強制的に戻されるのじゃ。入り口も数か所あり一度通り抜けるとその場所の入り口は別の場所へとランダムに移動するのじゃ!しかし女王から許可を得たものであれば妖精族以外も入ることができるのじゃ。」


「許可ですか?僕は持っていませんが・・・」


「そこでこの紹介状じゃ。わしの血判を押しておる。わしは女王に許可されておるし、わしが許可したものであれば花の妖精族の里へ入ることもできるようになるのじゃ。無くすでないぞ。」


「はいもちろんです。」


その後地図を広げ、ランダムに発生する花の妖精族の入り口の位置を教えてもらい、場所は全部で5か所となり一か所ずつしらみつぶしに探すことになるようだ。


「おぬしたちよろしく頼むのじゃ!気を付けてのぅ~!」

「はいボブ爺さん、貴重な情報ありがとうございました。必ず解決してきます。」

「大船に乗ったつもりでいるっすよ!」

「ん!失敗しない!見てて」

「必ず解決してみます。」

そういってボブ爺さんの雑貨屋を出た頃には日が落ち空は真っ暗な夜となっていた。


宿に戻った僕たちは明日の予定を少し話各々の部屋へと戻り明日に向けて体をゆっくりと休めように静かに眠りの途へと就いた。




翌朝、朝早くロンプオン村を出発した。一番近い花の妖精族の入り口で、朝早く出て夕方に着くような場所にあるようだ。

予定では、本日は最初の一か所を確認したあとは野営をし、翌日に残りの4か所を回るという予定となっている。


魔物の警戒をしながら目的地まで向かっている。

「ウインドカッター(風鎌)」

風の刃で魔物を切り刻む。決して強くはないが魔物もそれなりに出てくる。

しかし、その出てくる魔物というのが・・・植物系なのである。


見た目はひまわりのようだけど走ってくる姿が思いのほかシュールすぎる。ひまわりといったら種は確か食べられたと思うけど・・・。この場合どうなのだろうか?


「ねえ!この魔物って食べれるの?」

「師匠食べるっすか?マジっぱねえっす」

「・・・。頭おかしい。なぜ食べる?」

僕そんな変なこといいましたかね?


「ええっとテオさん。植物系の魔物は食べることができないというのは一般的な常識でして・・・いわゆる食べるとするとゲテモノ好きになるかと・・・。」

そんな常識知らないよ。なんで誰も教えてくれなかったの・・・

まっこれまで遭遇したことがなかったんだけども!


「ああ・・・そうなんだ・・・。そうなると倒した魔物はどうするの?」

「はい植物系の魔物は安価な武器や防具の材料になる部位があったり、煎じて飲むことで薬の代わりになるものがあるので、有用ですよ。」

魔物=食べ物と考えすぎていたな。魔道具製作をするのに使えそうな材料もあるかもしれないし積極的に狩っていこうかな。となるとやはり火属性魔法に弱いようだけど素材を考えると風魔法かな!


「ウインドカッター(風鎌)」

「ウインドカッター(風鎌)」

「ウインドバレット(竜巻弾)」


「ウインドカッター(風鎌)」

「ウインドカッター(風鎌)」

「ウインドストーム(暴風)」


ひまわりのような魔物のイエローフラワー。

たんぽぽのような魔物のダンディーノライオン。

とげとげしいとげがある腕をムチのようにして攻撃するバラムッチーニ。

など植物系の魔物を続々と討伐し、アイテムボックスに収納。この繰り返しで花の妖精族の里を目指し進んでいき、本日の目標でもあったロンプオン村から一番近い妖精族の入り口の結界に到着した。


ボブ爺さんが教えてくれた。手をつないでおかないと紹介状を持っている者しか結界を通り抜けることができないらしい。そこで僕たちは手を繋ぎ結界を探る。


・・・・・・。

・・・。

・。


これといって何も感じない。ここは外れか・・・。

そうそう一発目で当たりを引くほど世の中甘くはないということなのだろう。

結界がこの場にはなく、日も落ちてしまったため今日はこの場で野営をすることになったのである。


いつも読んでいただきありがとうございます。

森の魔物はテオ達にとって何の障害にもなっていないようですよ!?

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