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転生魔法使いは射程2メートル  作者: ひでんのたれ
トーライ帝国編
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79話 レニーは俺の嫁

今回はレニー中心のお話となります。

おいらはレニー=ベレンソン!猫の獣人である。

今日はおいらの師匠こと『テオ』師匠のBランク冒険者昇級のお祝いとして腕によりをかけて料理を作ることにしたっす。


まずは料理をする為の準備が必要っす。


料理場所はいつもお世話になっている宿屋兼お食事処『金の窯』の厨房を貸してもらえることになった。


食材探しに街中を散策する。どんなものがいいか?肉っすかね?師匠の好きな物の傾向は把握してるっす。

市場をウロウロとしながらいい食材がないか?鋭い眼光で獲物を探す。


「おや!レニーちゃん帰って来てたのかい?」

「あっ久しぶりっす!」

この方はいつも贔屓にしてもらっている食材屋の女将さんである。


「料理の材料探しにきたのかい?」

「はいっす!なにかいい食材あるっすか?」

「そうだねー!今日はこのオークの肉が脂がのっていて美味しいよ。」

「うまそうっすね!」

「それじゃあこのオークの肉と・・・これとそれとあれももらえないっすか?」

「あいよー!今日はいつも以上にたくさん買い込むね?いいことでもあったのかい?」


「ふっふっふ!なんとなんと!!師匠がBランク冒険者になったっす!」

「へーレニーちゃんがいつも自慢していたお師匠さんかい?」

「そうっす!さすが師匠すごいっすよ」

「はっはっは!お師匠さんを尊敬しているんだね。」

「もちろんっすよ!おいらも師匠みたいになりたいっす。」

「レニーちゃんならなれるよ!がんばんな!」

「はいっす!」


レニーは料理をする為、宿への帰路へつく。そしてその宿へ戻る最中に運命の出会いをしたのだ。


レニーは目についてしまった。そこは雑貨屋だろうか?料理をする際に身に着けるエプロンなるものを発見したのだ。レニーは足を止めそのお店に入っていく。




私はこのお店の従業員。最近はパっとしない客ばかりで退屈な毎日を送っている18歳茶色い髪の看板娘。でも今日は違ったの。


カランカラン


「いらっしゃいませ!」

えっなにこのカワイイ猫耳の獣人さん。


「こんにちわっす!」


あら私としたことがついこの子に見とれてしまったわ!

「本日はどのような御用で?」

平常心平常心!


「あれに興味があったっす!」

あれってエプロンじゃない。何この子エプロンつけるの?

「お料理をなさるのですか?」

「はいっす!あれは料理をするときに着る物なんすか?」

「はい!試着されてみますか?」

「いいっすか?」

「もちろんこちらへどうぞ!」


はぁはぁ!なんなのこの子!エプロン姿が可愛いわ。これはダメ私もういっちゃう。

もっとフリフリの可愛らしいエプロンを着せたい。


「よかったらこちらも試着してみませんか?」

私はこれでもかというほどのふりふりとしたフリルのついた新妻がきるような可愛らしいピンクのエプロンを試着してもらえないかと懇願したの。

そしたら


「いいっすよ!」

笑顔で答える猫耳の獣人の男の子。私はこの笑顔に胸を射抜かれてしまったわ。

そのエプロンを来たその獣人の男の子は正に天使。眩しくて涙がでてしまいます。

「す・・すごく似合ってます。それで料理をすればみんないちころですよ」

「まじっすか?じゃあこれにします。」

はぁ~あのエプロンをつけて料理している姿を想像するだけで、ご飯何杯もいけます。


「いい買い物ができたっす。また来てもいいっすか?」

ええもちろん。もちろんですとも。毎日でも来てください。

「はいもちろんです。またよろしくお願いします。」

そう私はこの時から獣人に魅了されたの。



「ただいま戻りました。厨房おかりするっす!」

そういってレニーは厨房で料理をし始めた。


僕のBランク冒険者への昇級祝いのパーティーが開かれるまでまだ時間がある。

僕とウェンディー、ルイーズはそれぞれ思い思いの時間を過ごしていた。

あっという間に時間がたち僕は一階の食堂に降りていった。するとそこには既にウェンディーとルイーズがおり女子トークをしていた。今夜は貸し切りで他に客はいない。


僕は椅子に座り

「なんだか楽しそうだね?」

「ん!女子力あがる」

「そうですね!すごく楽しいですよ。反乱軍でも騎士隊でも女性はいなかったので、こうやってウェンディーさんとお話できるのは楽しいです。」

そっか、この二人普段は男性の中にいたことになるのか。


「あれ?賑やかな声が聞こえると思ったら集まってたっすか?もうすぐ準備できるっす。」

厨房からチラっと顔をのぞかせるレニー。


「ゆっくりでいいからね!」

「はいっす。」


そういってしばらく待っていると、レニーが料理を運び出してきた。その料理・・・いやそれよりももっと気になることがある。


「レニー・・・その服装は?」

「ん!グッジョブ!」

「あらーレニーさん素敵です。」

女性陣からは好評のようだ・・・が・・・それは・・・


「さっき料理の材料買いにいった帰りに見つけたっす。」

見つけたってもっと別のチョイスがあったのではないだろうか?

ピンク色でフリルが裾や袖についているふりふりしたエプロン。新妻なら萌える・・・いや・・・これはこれで悪くないのか?レニーの嫁力マンパワー。


「いやーこれを着て料理を作ったらいちころといわれったっすよ。料理上手くできそうじゃないっすか?」

たぶん・・・たぶんだけど違う意味で『いちころ』といったんだと思うよ。

ほらレニー、ウェンディーとルイーズの表情を見て欲しい。うっとりしてるよね?


そうレニーは魔法師学園の生徒だったときから女子生徒からマスコットとして人気が高かった。その魅力が今ここに解き放たれたのだ。


まっ本人は嬉しそうだし、これ以上は突き詰めないでおこう。


「ん!私もそれ着たら料理上手くなる?」

ウェンディーが恐ろしいことを言い出した。僕とレニーは顔を青ざめながら首を左右に振る。そうウェンディーの料理の腕はそれどころではないことを僕たちは知っている。


「そうなんですか?ウェンディーさんの料理食べてみたいです。」

ルイーズ・・・それはいっちゃだめだ!命の危険が今迫っているよ。


話題を変えなければ。


「良し、それじゃあみんなで料理運ぼうか!温かいうちにみんなで食べよう!」

「「「「っす(ん)(はい)」」」」

そうしてみんなで料理をテーブルに運び、レニーの料理を堪能したのであった。

さすがレニーこれは美味しい。エプロンも含め最強の嫁になってきていないか?

そんなことを考えながら楽しい時間が過ぎていった。





いつも読んでいただきありがとうございます。

レニーの嫁力半端ないっす。

今回でトーライ帝国編最後となります。

次回より新章突入!

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