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転生魔法使いは射程2メートル  作者: ひでんのたれ
冒険者編
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61話 大宴会

オークを討伐したテオたち。

これからはじまるのは・・・。

「オークジェネラル、オークコマンダーは討伐された!あとは雑魚のみ!皆殲滅せよ!」


「「「おおおお!!!!!」」」


オーク討伐、占拠されたポルン村の解放の指揮を取る『ライオンヘッド』のリーダーケイルが声を張り上げる。


『オークジェネラル』『オークコマンダー』を倒した僕たちは、ケイルにこのことを報告する為に、西の入り口にいくのをやめ北のケイルたちと合流し報告を優先したのだ。


ケイルの声に触発された冒険者たちは、次々とオークの数を減らしていく。

この場にいるオークの殲滅にそんなに時間はかからなかった。


程なくして西の入り口の冒険者からの報告もあり、ここにポルン村奪還作戦、オーク殲滅という依頼は無事に完了したのであった。


「それにしても先にテオ達がBランクのオークを討伐するとはな!」

ケイルは大きな声で笑いながら愉快そうに話しかけてきた。

「本当たまたま途中で発見して討伐しただけですよ。」


「それでもぉ~討伐するのに~力がないとぉ~倒せないわよぉ~!」

ホリーネさんは相変わらずのんびりとした口調だな。


「そうだぜ!いや~将来有望な若者たちだね!」

その笑顔眩しいです。シュリーさん。


僕とレニー、ウェンディーはちょっと恥ずかしそうにしている。


「それにハクトも大活躍したって話じゃないか!がっはっは」

相変わらず豪快ですね。ケイルさん。


「そうそれ聞いたぜ!一瞬で70匹だっけか?倒したって!」


「はい!今回はハクトがよくがんばってくれました。」

ええそうですとも、今回のMVPはハクトといっても過言ではなかったのだ。一瞬で70匹ほどのオークを倒し、僕たち3人を乗せて西の入り口に向けて移動してくれた。

それがなければ、『オークジェネラル』『オークコマンダー』が西へ行き、西で戦っていた冒険者たちは全滅していた可能性だってあったのだ。


「おうそうだ!今夜はこの村に留まり体を休める。」

「わかるな?」


「・・・といいますと?」

オーク討伐で疲れているから今夜は早めに寝て疲れを取れということかな?


「宴会じゃーーーーーーーーーーー!!!」


「「「わぁーーーーー!」」」

大きな歓声が上がる。


僕はキョトンとした表情になる。冒険者って逞しいな!


「テオは知らないかもしれないがオークの肉は上手いんだぞ!ジャネラルともなると格別だ!」


「倒したんだろう?」

ニヤリと不敵な笑みでケイルさんが聞いてきた。こわいその笑顔が怖いです。


「はい!!!」

思わず返事してしまった。


「俺たちは冒険者だ!どこにいても自由を愛する者!」


「「「おおおお!!!!」」」

大きな歓声が上がる。


「そして今ここに上手い上手いエサもある!!」

「こんな時に宴会しないのは冒険者じゃねー!!!!」


「「そうだーーーー!!!」」


「みんなー今夜は飲めー!歌えー!」


「「おおぉーーーーーーーー!!!!」」


それから宴会の準備が始まる。今回は多くのオークがいたため肉の不足はない。冒険者はあまり料理が上手いものがいない。いくらオークの肉といっても焼いて食べる程度のことなのだが・・・


レニーありがとう。君がいてくれてこんなに嬉しいことはない。

オークの肉を一口食べた瞬間僕は切実にそう思った。


レニーの料理スキルは半端ない。まじで半端ない。焼くだけではなくクリーミーなスープのような物を作ったり、村の外にある森の中から見つけた植物を活用した調理をするなど、さまざまなバリエーションがあるのだ!


戦闘ではハクト、今夜の宴会ではレニーがMVPだ!


-------------------------------

ここはバルジリア王国の王都ランベルグにある冒険者ギルド。

ポルン村のオーク殲滅と村奪還の一報は飛翔便(鳥系の使い魔を使った通信方法)にて知らされた。


ここは冒険者ギルドのギルド長の一室だ。

窓の外を見ているその男がこの王都ランベルグ冒険者ギルドのギルド長だ。

名を『ギデオン=スカル』。彼もまた昔は冒険者としてその腕を振るっていた1人である。


トントン


「はいれ!」

「失礼します。」


「ポルン村へ出撃した討伐部隊。無事に村の奪還そしてオークの討伐が完了したとのことです。」


「被害のほうは?」


「はい!村の状況は酷く、村の女性達が奴隷として捕らえられていた模様です。しかし全員救出したとの報告が上がっています。」


「そうか!冒険者のほうはどうだ!」


「はいまず、村にはオーク総勢167匹。『オークウィザード』『オークウォーリアー』『オークアサシン』『オークコマンダー』そして『オークジェネラル』がいた模様です。」


「な・・・なんだと・・。数は見立てよりも多くBランクの『オークコマンダー』そして『オークジェネラル』もいたのか!」

そうなると冒険者への被害が大きいのではないだろうか?


「冒険者の中には負傷したものもおりますが、命に別状はない模様です。」

なんと・・・。こちらから出発した冒険者は確か70名ほどではなかっただろうか?それに対し、死者が0というのはどういうことだろうか?


「『オークジェネラル』と『オークコマンダー』はBランクの魔物のはずだが誰が討伐したのだ?」

「はい!報告によると『オークコマンダー』はDランク冒険者のウェンディー=シャノン。」

「『オークジェネラル』は同じくDランク冒険者のテオ=イシュタルがそれぞれ単独で討伐したとのことです。」


「なっ・・・単独だと・・・。」

『オークコマンダー』は戦闘力が低いからわかる。だが『オークジェネラル』をDランク冒険者が単独で倒すだと・・・。


・・・ん?待てよ。


「・・・テオ=イシュタル」

そうかあの者か。

魔法師学園カーデリアを首席で卒業し冒険者になったというウワサの者か。

そして『黒き聖女』の息子か。


「それともう一つ。村からの出立は明日以降となるそうです。」


「なぜだ!?」


「えっと・・・。」


「言ってみろ!」


「宴会をするそうです。」


「はあ~」

大きなため息をつくギデオン。


「指揮官は確か『ライオンヘッド』のケイルだったか?」

「はっ!」

それを確認したギデオンはケイルだから仕方がないといった表情で諦めたのだった。


いつも読んでいただきありがとうございます。

オーク討伐後のお話でした。

そして『黒き聖女』

誰の二つ名かというと・・・・。今はまだ秘めておきます。

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