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転生魔法使いは射程2メートル  作者: ひでんのたれ
卒業コロッセウム編
40/147

37話 一回戦終了

一回戦他の戦いやいかに!?

第七試合【マデリーンVSブリッド】

シスターのような頭巾を被った少女が勝利を収めた。


そして

第八試合【レニーVSケイトリン】

ケイトリンは非常にまじめで容姿は金髪ポニーテールの女の子である。


この試合が、第一回戦では一番盛り上がった試合となったのだ。

お互いに実力が均衡しており、どちらが勝ってもおかしくはない。


それに性格もレニーとケイトリンは似たような性格で基本的にどちらも真面目なのだ。それゆえに戦い方も似たようなスタイルであり、真っ向からの力比べになっていた。


この二人の能力は、

レニーが勝っているのは魔力量と獣人特有の敏捷性。


ケイトリンは風と水の2系統の属性を持っており魔法の使い方が上手い。


違いというとこのあたりが分かりやすい違いとなる。


レニーが魔法を放つとケイトリンも放ち相殺。

レニーは持ち前の敏捷性をさらに高める為に獣人特有の身体強化魔法『アニマルブースト』を使い舞台を縦横無尽に移動している。


レニーの戦闘スタイルは、テオに似ていた。しかしテオと違い遠距離からの攻撃ができる。その反面いくら『アニマルブースト』を使っているとはいえ、テオの攻撃魔法を纏っている状態とは、明らかな差がある。


ちなみに『アニマルブースト』は魔法というよりも魔力を体の中で巡回させ肉体を活性化させる方法である。この魔法はどんな獣人なのか?種族により強化される部分が変わってくる。


猫の獣人であるレニーは敏捷性が特に強化されるようだ。その動物の特徴をより強化するといったほうが適切だろう。


それゆえにテオとレニーはよく一緒に訓練をしていた。その為戦い方は自然と似通っていて魔法使いとしては特殊な動きともいってよい。しかしレニーは敵に近づくというよりも相手の魔法を『マジックシールド』を使わずに避けることで、魔力の消費を抑えるというのが基本であり、攻撃する際も相手の死角へ移動して遠くから放つといった方法となる。


しかしケイトリンはそれに対応している。水と風の魔法を上手く使い、レニーの攻撃に対応している。


そんな一進一退の攻防が30分以上も続き、会場は両者の戦いを真剣なまなざしで見つめ、いつの間にか会場は静まり返ってきた。


しかし、終わりの時はきた。


お互いに渾身の一撃となる魔法を放つ。


レニーは地面をけり高く跳躍し

「ウォーターレイン(五月雨)」

今使えるレニーにとっての最大級の魔法である。


「ウィンドストーム(暴風)」

ケイトリンも残りの魔力で使える最大の魔法を放つ。


ドゴーーーーーーーーーーーーーーン!


お互いの魔法がぶつかり合い大きな爆発を引き起こし、その衝撃は会場中に伝わり空気が震えている。舞台はというと煙が巻き上がり二人の姿が見えなくなった。


しばらくすると少しずつ煙が晴れ舞台の上には一人の者の影が見えた。


その者は、レニーなのか?ケイトリンなのか?

「・・・はぁ・・・はぁ・・・う゛・・・。」

「やったす。・・・やっと勝てたっす。」

両膝に手を当て息を切らしている。

そうその場に立っていたのはレニーだった。ケイトリンはどうやら魔力切れを起こし気絶している。


「「「勝者レニー選手」」」


第八試合は、どちらが勝ってもおかしくはない長時間の熱戦となったのだった。


一回戦すべての試合が終わった。


僕ことテオ、レニー、クラウス、メリッサ、ウェンディーの5人は一回戦突破の祝賀会を兼ねて、『金の窯』という王都で人気の食事処兼宿屋に来ている。


「「「一回戦突破おめでとう!」」」

「「「カンパーイ」」」


「それにしても今日はウェンディーとレニーが主役かな!」

笑顔で僕はそういった。

「・・・・・・ん。」

ウェンディーは照れくさそうに一言いった。


「えっおれっすか?師匠?なぜっすか?」

よくわからない様子のレニー。


クラウスとパメラは、無言でうなずく。


「ほらウェンディーとレニーの試合後の歓声聞いてなかった?」

「二人の試合後はそれはもう一二を争うほどの大歓声だったよ。」

「まじっすか?うおー!!なんかやる気がでてきったっす。」

「・・・・・・はずかしい。」

レニーとウェンディーの反応が全く逆でこれはこれで面白い。


「みんな本当に強くなったよ。とくにレニーとウェンディーは特に成長したね。」

「うおーー師匠に褒められたっす。」

「ん!がんばった!」


パメラが口を開く。

「そうはいってもやっぱりテオが一番ぶっ飛んでるわよ。」

一角兎のハクトをモフモフしながらいっている。そう今この時間もパメラのモフモフタイムは続いているのであった。


続けてクラウスが口を開く。

「まったく愉快なものだね。今日の試合といい、いいものを見せてもらったよ。」

「いや、いいことを聞かせてもらったといったほうがいいかな?」

こいつ母上のことを微妙に持ち出してるよな?あの試合開始前のアレンの母との息子自慢大会のことを。確信犯だよ。


「その話はやめてくれ!」

切実に僕は願う。


「「「あはははは!!!」」」

みんなして笑い声をあげている。


「明日の俺の相手はテオ!君だ!」

「手加減しないからな!」

クラウスは僕に宣戦布告をする。

「もちろんだよ!全力で行かせてもらうよ。」

僕はクラウスにこう答える。


このメンバーでこういった時間を過ごすのは残り僅か。そんなことを考えながら時間が過ぎていくのであった。


いつも読んでいただきありがとうございます。

今回は随分と走った一回戦の他選手の試合でした。

これにより二回戦進出者が決定!



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