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転生魔法使いは射程2メートル  作者: ひでんのたれ
幼少期編
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1話 目覚め

新たな世界を開きます!

「オギャーーーオギャーーー」

目が覚めるとなんとも美しい女性が目の前にいた。銀髪でサラサラとした髪。整った顔立ち。


「この人が僕の母親になる人か!」

「それに本当に転生ってできるんだ。」

僕の体は小さい赤子となっているのを確認すると改めてほっと胸をなでおろした。

さて、ここから数年はまだまだ動けないし異世界堪能するにはまだ早い。「待ち遠しいな。選んだスキルも早く試してみたいのにこの体じゃまだ無理だよなー。」


とりあえずステータスを確認してみよう。

心の中で

「ステータスオープン!!」

名前:未定

職業:未定

HP:15 MP:10

力:10

耐久:10 

敏捷:1

魔力:100

剣術才能値:1

槍術才能値:0

格闘才能値:4

魔法才能値:7


加護

神の手


特殊スキル

魔法才能限界突破


スキル

アイテムボックス

魔法成長促進


「おおおー」

赤ちゃんの状態でこれがいいのか悪いのかわからないが、選んだ特殊スキル以外もなかなか良さそうな気がする。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

数時間前のお話


「メリッサに質問があるんだけどいいかな?」

『よいよー』

「スキル選びはもちろんだけど体力とかはどうなるの?」

そうだ!どんなに強いと思われるスキルをもらったところでそれを扱うことができなければ意味がない。

魔物がいる世界となるとすぐ死んでしまうことも危惧しなければならないのだ!


『そこは大丈夫ですよ。』

『体力モリモリ筋骨隆々です!』

「えっ!!筋骨隆々!?」

『そだよー最初は赤ちゃんからだけど大きくなったら筋骨隆々デス?』

「筋骨隆々は嫌です。」

そう僕はなにも筋肉で異世界を堪能したいわけではないのだ。動きにくそうだし。


しかし、メリッサはなぜ?というような顔をし、首を傾げなら僕を見つめる。

「えーっと、一応魔法系のスキルを選びたいんです。ムッキムキの魔法使いっておかしいでしょ?」

こういえば問題ないだろう。と思っていたがメリッサは目をキラキラさせながらこんなことを言いやがった。


『筋骨隆々魔法使いなんて最高にかっこいいじゃないですか!!!』

「・・・。」

やばい!これはなんとかしないと異世界筋肉交流会になってしまいそうだ。

「と・・・とにかく筋骨隆々はやめてください。」

残念そうな表情でメリッサはがっくりと肩を落としため息をついた。

『しょうがないですね。そこはやめときましょう。あっ体力などのステータスはモリモリにするからね』

もう知らないと言わんばかりに頬を膨らませぷんぷんしながらモリモリ宣言をされてしまった。

ツンデレか?なぜ怒る?この神の頭の中はどういった構造になっているのだろうか?

しかしよかった。聞いてなかったら筋骨隆々確定モードだったんじゃないのか?


『あっでも赤ちゃんのときはステータス抑えめにしておくよ。変に思われるから、成長するたびにモリモリになるようにしておくね。』

なるほど、まー確かに赤ちゃんの時から強すぎたらおかしいよね?


ということでメリッサに聞いたところ体力や才能はちょっとやそっとじゃ死なないように調整してくれるらしい。

まあ正直不安はあるが、ちゃんと魔物と戦えて死ににくい体であれば問題ないだろう。そう考えていると


メリッサは口を開く

『スキルどうします?パパっとキメちゃってください。』

『私も暇じゃないんですよ?』


おいおいおい!間違って殺しておいてその言い草はないんじゃないの?っていうかメリッサって神なんだよね?なんかイメージと違う。


それにしてもキメないといけないのは確かなことなので早速スキル候補を見せてもらった。せっかくの異世界だし、魔法が使え魔物がいる世界だとメリッサが教えてくれたから、それならば、ビバ魔法。使いたいじゃん。その中で僕が選んだスキルはこれだ!


【魔法才能限界突破】

魔法の才能を伸ばすことができ、上限はない。

一般的な魔法才能は最大でLv10だが、このスキルを所持しているものは

さらに高見を目指すことができる。また才能を成長させやすい。


この説明みるとかなりよさげなのがわかる。

まず魔法を使う際には魔法才能のレベルは重要で、常人で平均4、達人で7、上限は10ということらしい。


つまり、これがあれば鍛えれば鍛えるほど延々とレベルが上がる。魔法の威力も上がるということではないだろうか!?

一つということなのでこれにキメた!

そのことをメリッサに伝えると

『なかなかお目が高いですなー理斗さん。筋骨隆々も入れませんか?』

「まだあきらめてなかったんかい!!」

いや、これは反射的にツッコまないといけない事案である。もうこのくだりやめて・・・。


『うふふ?なかなかのツッコミ!グッジョブです。』

『いいでしょう。いくつかスキルおまけして適当にプラスしておきますね。』

おおお!?なんだかメリッサがちょっとまともな神に見えてしまった。

『よし、じゃあちゃっちゃと転生しちゃって!バイバーイ』


「軽っ!!」

先ほどちょっとメリッサを見直した僕の心返して・・・。


---------------------------------------


そして現在。


赤ちゃんとなった僕はステータスを確認し、おまけでもらったスキルが


加護

神の手


スキル

アイテムボックス

魔法成長促進


ということを確認した。




メリッサという女神様はどうやら筋肉がお好きなようですよ!?

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