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僕の彼女は君では無い  作者: アッキ@瓶の蓋。
僕の彼女は君では無い

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教室で授業を受けている時でさえ、僕は彼女達2人の一挙一動(いっきょいちどう)に気をかける。

そもそも、記憶を失っているのならば、無意識の行動こそ気にかけるべきである。無意識の行動に人の本性は現れる物だ。



そもそも王上院ハルリナは僕も良くは分かっていない。彼氏として情けない限りだが。

好きな食べ物、嫌いな食べ物、好きな物、嫌いな物、誕生日に性格と言った基本的な物は分かっている。

「僕の事が好きなら……僕も見といてよ//////」と言う、いつもは私と言う彼女の可愛らしい焼きもち。

「この問題はこう答えるの。分かった?」と問題が分かるまで教えてくれる彼女の健気さ。

「……はあはあ////// 待ってよ。暑いのは分かるけど、せっかくだから一緒に帰ろ?」と言う甘えん坊な所。

他にも色々と思い浮かべる事はあるけれども……僕と彼女の過ごした時間は、せいぜい高校の半年間。

いや、僕が意識し始めたのは秋からだから、実質3か月ちょっとである。

だから、記憶を失くしたら全く持って、彼女の判別などは分からない。



「……こりゃ、難問だな」



「ん? どうしたの、冷夜(れいや)? 僕の目ではそんなに難しい問題は確認できないよ?」



「え? 初雪、何でもないよ?」



「そう? なら、私は良いんだけど……。今はHRだよ?」



初雪の言う通り、只今は授業は授業でもHR。昼食前の最後の時間がHRなのは、どうなのかと思うんだが、気にしない事にしよう。今は関係ない。

今は3学期の委員会を決める作業である。



ちなみに今、決まっているのは



『委員長……魔女坂(まじょざか)黒猫(くろねこ)さん

副委員長……七島(ななしま)(そよぎ)さん

図書委員……梶原(かじわら)義人(よしひと)君・妹尾(せのお)綺理(きらり)さん

選挙管理委員……厳島(いつくしま)板書(ばんしょ)君・新山(にいやま)来瞳(くるみ)さん

保健委員……薬師寺(やくしじ)(けん)君・毒島(ぶすじま)(くすり)さん

飼育委員……鮫島(さめじま)(いこい)君・田中(たなか)虎子(ここ)さん』



まぁ、きちんと決まっている所はこんな所か。

ちなみに委員長と副委員長以外は男女2人ずつの決まりである。



えっと、今決まっていないのは



『・風紀委員

・食育委員

・美化委員

・クリスマス実行委員』



の4つか。どっちも決まっていないのか。

まぁ、最後のはもうクリスマスが終わっているから、雑用係となっているんだよな。

まぁ、絶対参加の規則は無いから、ここは2人がどこに入るかをきちんと見極めておこう。

入る委員会が分かれば、王上院ハルリナ探しのスケジュールが立てやすくなると言う物だ。

具体的にはこの日は委員会でいないから別の人を見極めようとか。



「あっ、だったら私は美化委員をやるようん!」



「クリスマス実行委員ならやっても良いです」



……なるほど。

(みぞれ)は美化委員、初雪はクリスマス実行委員と言う名の雑用係か。



後でスケジュールを聞いておこう。

と、僕は気楽に思っていたんだよ。






























「「その代り、男子は芹沢冷夜(せりざわれいや)君を推薦します(ん)!」」



と言う2人が全く同じタイミング、同じ事を言うまでは。



「……え?」



どうなってんの? これ? どっちを選ぶのが正解なんだ?



結局、結論は出ずにHRと言う名の授業が終わって、昼食の時間がやって来たのであった。

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