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僕の彼女は君では無い  作者: アッキ@瓶の蓋。
僕と彼女の結婚式

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32/32

 あの恋愛ゲームから数年後。

 とある白い教会で僕、芹沢冷夜(せりざわれいや)王上院(おうじょういん)ハルリナの両名の結婚式が開かれていた。多くの人間をその結婚式に招待して、花などの装飾もきちんと行っていた。



 今日は大安吉日、それに絶好の快晴日和である。



 あれから本当に長かった。僕は大変だった。失った記憶もちゃんと蘇っていた。そして思い出した、どうしてハルリナから距離を取っていたのかも分かった。彼女の横に立つほどの人間かどうか分からなかったからである。

 でも僕は彼女の横に立つと決めたんだ。だから僕は、必死に努力した。



 この数年は彼女の横に立てる人間になるよう努力した。

 経済学を。経営学を。そしてその他の学習を。

 彼女の横に立てるように、僕は努力した。



 王上院家、彼女のお母さんもお父さんにも認めて貰えていた。

 そして今日この日を迎えられたと言う事なのである。



 感慨深い物だった。本当に。



 そんな事を深々と思っていると、目の前から1人の白衣の女性がゆっくりと歩いていた。ゆっくりとこっちへと向かって来る。

 そしてこっちへとやって来た彼女は笑顔でこちらを向けていた。



「良い日になったわね、冷夜」



 日本人とは思えないブロンドの腰まで伸びる長髪。

 茶色の瞳に豊満な胸と長身の体躯。

 腰は細く、指もまるで白魚のように白く細い。

 黒い眼鏡をかけた、大人な出来る女である。

 ウエディング姿の彼女、王上院ハルリナ。今から僕と結婚しようとしている女性は笑顔でそう言っている。

 本当に嬉しそうだ。



「うん、僕もこの日を迎えられて嬉しいよ」



「私はあなたと結婚出来るこの日を今か今かと待っていたんですよ?」



 ニコリと、彼女は意地悪そうな笑みを浮かべていた。



「結婚式を始める前に私達は何をしているんでしょうね? 冷夜?」



「そうだね、ハルリナ」



 と、僕と彼女はそう言って手を取る。




「「さぁ、結婚しましょう」」



 そして、僕は結婚式へと1歩を踏み出していた。

 お互い肩を並べて、前を向いて僕達は未来へと歩き始めていた。

長い間、ご覧いただきありがとうございました。

この作品、『僕の彼女は君では無い』はこれにて終了となります。



元々、これは恋愛作品に推理要素を入れたらどうなるかと言う形で始めた物ですが、結局の所微妙な物になってしまいました。やはり慣れてない物なので、こう言うのは難しかったです。

また、『Kanon』や『空の境界』のヒントは何だったかと言うと、あれは全部、主人公が記憶喪失の作品です。それをヒントに、ハルリナちゃんは冷夜君が記憶喪失だと分かった訳です。



ご支援、ありがとうございました。

これからもアッキを、よろしくお願いします。

2013年1月1日。

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