七
「初めから決まってる。
僕は最初からハルリナを幸せにすると決めていた。そこに迷いなんてない」
初めからそうだと決まっている。そこに迷いなんてものは無い。
「冷夜!」
その言葉を聞いたハルリナは明らかに嬉しそうな声で、僕に抱きつく。抱きつくと共に、その柔らかい胸が僕の胸に柔らかく当たっている。その柔らかさは本当にこの世の物とは思えない……。
「それは……真実かい?」
と、エマンは聞いてくる。
「あぁ……。僕は必ずハルリナを幸せにしてみせる。ハルリナを幸せにするのに、王上院家を発展させるのが重要ならば、やってみせる!」
「後悔はしないかい?」
「あぁ……!」
「どうやら嘘ではないみたいだね……。
おめでとう、君の答えはどうやら本当のようだね。ハルリナさん、それに冷夜君。君達をゲームから解放しよう」
そう言って、目の前に白い光が現れる。
「冷夜! 行こう! 現実の世界へ!」
「あぁ……!」
そう言って、僕は王上院ハルリナの手を取る。
「王上院ハルリナ、それに芹沢冷夜。2人に愛が満ちる事を心ばかり願ってるよ」
最後にエマンの心ばかりの声が聞こえた気がしたのであった。
次回、最終回。
1月1日0時、『終』。




