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「……また、この夢か」
と、僕は起きて「はぁ~」と溜め息を吐いた。
思えば、彼女と会ったのは”あの秋”が初めてだった。
彼女と会えて本当に良かったと思っている。
でも何故だろう。
「何か大切な事を忘れているような……」
何だ?
大切な、事を忘れてるような……。
そうしていると、頭の中に言葉が浮かんで来た。
『島ヶ原』。
『伊賀』。
『阿山』。
『月ヶ瀬』。
『大山田』。
と言う言葉が出て来た。
何なんだ、この言葉は?
何の地名ですかね? これにどんな法則性が?
「いったい、何なんだ?」
まぁ、良い。
今日も王上院ハルリナ探しを頑張るとしよう。
と、僕はそう思い、朝食を食べに下へ降りて行った。
「……お願い、気づいてよ。冷夜」
1人、王上院ハルリナこと『 』はそう小さく声に出していた。
これはエマン・マスターにお願いして出して貰った、私を見つけて貰えるために出したヒントなのだから。
ねぇ、冷夜。私の事を本当に好きなら、私を見つけられるわね? ……僕は信じてこの計画を受けたんだから、見つけられるよ、ね?
「けど……」
私に貰った、この芹沢冷夜に関する事情に関するこのヒントって何なんでしょう?
ヒントはこの4つ。
『いま、会いにゆきます』。
『未来警察ウラシマン』。
『空の境界』。
『Kanon』。
……何なんでしょう?
この無作為で選んだようなタイトルたちは……。
「少し……調べますかね」
と私はそう言って、コンピュータに情報を入力して検索にかける事にしました。




