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物語のネタ  作者: ななし
8/52

不死の呪いと永劫の美

七夕の夜。

幼い少年と少女は、並んで短冊に願いを書いた。


少年「永遠に生きたい」

少女「永遠に美しくありたい」


笹に結ばれた紙が風に揺れ、夜空には流れ星。

二人はただ笑い合った。

——その瞬間、願いは“叶えられた”。


***


少年は成長し、不死を得た。

だがその不死は、周囲の生命を吸って維持されるものだった。


花は指先で触れただけで萎れ、

動物は近づくと震えて逃げた。

人へ触れれば、その人は髪の色を失い、

肌はしぼみ、やがて倒れる。


生き永らえるには奪うしかない。

それが彼の呪いだった。


少女は成長した。

しかし二十歳の誕生日の夜、胸に痛みと寒さを覚え、静かに息絶えた。

そして気づくと、また赤ん坊の姿で泣いていた。


永劫の美は巡り、

彼女は二十年ごとに死を迎え、また生まれ変わる。

それが彼女の呪いだった。


***


二人は成長の周期が揃ったある年に、偶然出会った。

成人間近の少女は、少年に惹かれ、毎日のように話しかけた。


「あなたといると、胸が温かくなるんです」

「……近づかないほうがいい」


少年は距離を取った。

彼女の頬が少し青ざめるのを見るたび、心が鈍く痛んだ。


それでも少女は笑った。

「少し吸われるぐらい、構いません。二十歳で死ぬんですから」


「……違う。

 俺は“誰かを想うほど、強く奪ってしまう”。

 好きという気持ちこそ、君を殺す」


少女は一瞬沈黙し、

そして、儚く微笑んだ。


「なら、私は奪われたい。

 次の人生でも、あなたを見つけます」


少年は返せなかった。

言葉を持たないまま、少女の背を見送った。


***


そして七夕の夜。

少女は二十歳を迎え、その命は静かに燃え尽きた。


少年は空を見上げた。

あの時と同じ笹の葉が揺れ、遠い星が二つ寄り添う。


「……また、二十年後に会うのか」


風だけが答えた。


少女はどこか別の場所で、生まれ変わっていた。

名も知らぬ世界なのに、胸の奥がじんと疼く。


「また……あなたに会えますように」


それは、彼女の一番最初の祈りだった。


***


笹には色あせた短冊がひらりと揺れ続けている。


永遠に生きたい

永遠に美しくありたい


それは二人が選び、

二人だけが背負う、終わらない約束だった。


※以下は、本作制作時にAIへ提示したプロンプトです。

興味がある方だけどうぞ。


少年は神から不死の祝福を授かった

少年は自分は選ばれた人間なんだと喜んだ


しかし不死の祝福は彼の望むようなものではなかった

彼の周りにある動植物すべての生命力を吸っていたのだ


彼はこれを呪いだと嘆いた

自分は呪われたのだと神を恨んだ


少女は神から永劫の美の祝福を授かった

少女は自分は選ばれた人間なのだと喜んだ


しかし永劫の美の祝福は彼女の望むようなものではなかった

20歳の誕生日に命を落とし、また人生をやり直すのであったのだ


彼女はこれを呪いだと嘆いた

自分は呪われたのだと神を恨んだ


あ、いいこと思いついた

この話の冒頭で七夕の短冊にそれぞれの願いを書かせよう

んで擬似的だけど二人を織姫と彦星にするか

原作は1年周期だけどこれは20年周期ってことでパロるか

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