呪いの王
俺は魔族だ。
魔族とは他の種族よりも優れた存在であり、身体能力も魔力も寿命も、他に並ぶものはいない。力こそが全てであり、その力ゆえ俺は王の座に就いた。誰も俺に逆らえなかった。
ただ一つを除いて。
神だ。
我らを創り、理を定めた存在。
その神の不興を、俺は買った。
理由は単純だった。
人間の勇者と呼ばれる女に、恋をした。
敵同士であるはずの存在に心を奪われ、俺たちは種族も神意も越えて共に生きる道を選んだ。神に刃向かった結果、俺たちは敗北した。
与えられた呪いは、救いの欠片もない。
俺は死ねぬ身体を与えられ、不死の王として世界に縛り付けられた。
彼女は輪廻へ落とされ、何度も生まれ変わり、そのたび勇者として俺を討つ使命を背負わされる。
記憶は引き継がれない。
だが理由もなく俺に剣を向け、理由もなく胸を痛める。
最初の彼女は震え、二度目は泣き、三度目は躊躇なく俺を殺した。
俺はそのたびに蘇り、彼女は英雄となり、やがて老いて死に、また生まれ変わる。
抵抗はやめた。
王として魔族を率い、勇者を迎え撃つ。
それが、彼女と再び出会える唯一の方法だからだ。
今日も城門が開く。
見覚えのない顔の勇者が立っている。
彼女は俺を知らない。
だが俺は知っている。
この刃の先に、
何度殺されても愛し続けた者がいることを。
※以下は、本作制作時にAIへ提示したプロンプトです。
興味がある方だけどうぞ。
俺は魔族だ
魔族とは他の種族よりも優れた種族だ
身体能力・魔力・寿命どれも魔族を超えるものはいない
そのせいか力こそを重んじる種族だ
その中でも俺は突出した力から王の座を得ている
だがこんな俺でも逆らえない力というものがある
神だ
我らを生み出した神には到底敵わない
そんな神の不興を買ってしまった
異種族との婚姻は許されないらしい
人間の勇者と呼ばれるものに恋をしてしまった
俺たちはふたりで神に刃向かった
しかし力及ばず俺たちは神に呪いをかけられた




