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物語のネタ  作者: ななし
35/52

ぽつぽつ、きみと

「つまんねぇ…」


玄関の段差にあぐらをかいて、そうたはじっと雨をにらんでいた。

外は灰色。さっきまでの青空は、もうどこかへ行ってしまった。


網も持った。帽子もかぶった。今日はカブトムシが絶対とれると思ってたのに。


「なんだよこれ…」


雨は容赦なく降ってくる。「ぽつ、ぽつ」と言ってたのが、今じゃもう「ぱらぱら」、ちょっと怒ってるみたいだ。


「なに見てんの?」


ふいに声がして、そうたはびくっとする。


隣に住んでるななみが、傘をさして立っていた。黄色いレインコートに、長靴。ちょっと顔が得意げ。


「…なんも」


そうたはそっぽを向く。


「雨、やだね」

「やだ」

「…でも、きれいだよ」

「は?どこが」


ななみは笑った。そうたはその笑いがちょっとムカつくけど、なんとなく聞いてしまう。


「ぽたぽたって、屋根の音。あと、葉っぱの上に落ちる音。なんか、しゃべってるみたいじゃない?」


「なにそれ、あほじゃん」


そうたはそう言って、顔をしかめた。でも、その“あほじゃん”には、ちょっとだけ笑いが混じっていた。


しばらく二人は並んで、雨の音を聞いていた。傘の上に落ちる水の音が、やけに近くてやさしい。


「…ねえ」

「ん?」

「来週、また虫取り行こ?」


「んー…まあ、雨降ってなかったらな」


「じゃあ、晴れたら絶対ね」

「……うん」


雨はまだ止まない。

でも、「つまんねぇ」とは、もう言わなかった。

※以下は、本作制作時にAIへ提示したプロンプトです。

興味がある方だけどうぞ。


擬音をテーマにした短編小説書いて

会話の言葉は小〜中学生くらいで

小説としては大人向け

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