ひまりと おばあちゃんの はな
ひまりちゃんが だいじにそだてていた ちいさな花が、
あるあさ しずかに しおれていました。
「どうして……?」
ひまりちゃんは ちいさな声でつぶやきました。
となりにいた おばあちゃんは、
そっとひまりちゃんの頭をなでながら言いました。
「お花もね、じぶんのじかんを ゆっくり使って、
さいて、おどって、つかれて、ねむるのよ」
ひまりちゃんは まだよくわからないけれど、
おばあちゃんの声は あったかくて、
しおれた花も なんだかやさしく見えました。
次の春、しおれた花のタネを土にうめてみると、
ある日、小さな芽が顔をだしました。
「また、会えたね」
そうつぶやくひまりちゃんの後ろで、
おばあちゃんは目をほそめていました。
だけど、その次の年の冬。
おばあちゃんは ふかいふかいねむりにつきました。
まるで雪みたいに、しずかに。
だれも声をかけられないほど、やさしい顔で。
ひまりちゃんは 胸がぎゅっとして、
涙がぽたぽた 手のひらにおちました。
「おばあちゃん……もういないの?」
返事はこないけれど、
ひまりちゃんは おばあちゃんの手をぎゅっと握りました。
そして春。
あのタネから、また花がさきました。
ひまりちゃんの好きな、あかるい色。
おばあちゃんが「きれいねぇ」と言ってくれた色。
ひまりちゃんは 小さな手で そっと花をつみました。
風がふわりとゆれて、
花びらが あの日と同じにおいをはこびます。
「おばあちゃん、またさいたよ」
ひまりちゃんは その花を、
しずかにねむるおばあちゃんのそばへそっとそえました。
花のにおいがふわっとひろがって、
ほんの少しだけ、おばあちゃんの笑い声がきこえた気がしました。
「ありがとう。また、あいにくるね。」
春の光の中で、
ひまりちゃんは 花をぎゅっとにぎりました。
※以下は、本作制作時にAIへ提示したプロンプトです。
興味がある方だけどうぞ。
絵本で死がテーマって少ないよね
てなわけで書いてみよう




