嫌いから始まった君へ
「君が嫌いだ」
その言葉を思い出すたび、胸の奥が重く沈む。小学生の頃、必死に友達を作ろうと笑っていた俺に、君だけが真っ直ぐな拒絶を向けた。理由なんてわからなかった。ただ、それでも君と仲良くなりたかった。
毎日話しかけて、毎日うざがられて、それでもほんの少しずつ笑ってくれるようになった君。その笑顔が、俺には宝物だった。
けれど時は容赦なく進み、君は遠くへ引っ越してしまった。残された俺は、知らない学校で独りだった。声をかけた相手を間違え、無視され、殴られ、心が削れていった。家では笑った。心配をかけたくなくて。
でも限界は、突然来る。
「ごめんなさい、俺は生きるのに向いてなかったみたいだ」
その短い言葉を残して、俺は闇に沈んだ。
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訃報を聞いた君は、しばらく何も考えられなかった。
あの時の「嫌いだ」は、幼く不器用な叫びだった。誰かに踏み込まれるのが怖かっただけだ。君がしつこく笑いかけてくれたから、孤独が和らいで、卒業だって楽しかった。
「なんでだよ……あんな言葉、本気じゃなかったのに……」
届かなかった想いが、静かに胸を締めつける。
もしもう一度会えたのなら、君は笑ってくれただろうか。
もしあの時、手を伸ばせていたら——未来は変わっていただろうか。
君の不在だけが、今も答えをくれないまま残っている。
※以下は、本作制作時にAIへ提示したプロンプトです。
興味がある方だけどうぞ。
「君が嫌いだ」
そう言われたのは小学生の頃だっただろうか
俺はたくさんの友達を作りたくてとにかく自分から話しかけに行っていた
そんなとき君から「君が嫌いだ」と言われた
はじめはなぜそんなことを言われたのか理解すらできなかった
でも諦められなかった
次の日も、また次の日もきっかけを作ろうと話しかけた
嫌な顔していた君が少しずつ会話をしてくれるようになった
時折笑う顔さえ見れるようになった
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「君が嫌いだ」
そう言ったことを今でも覚えている
そいつはクラスにいたヘラヘラとした男だった
当時の自分はクソガキだったと思う
変に周りと違うことをしていたせいもあって1人になることが多かった
だがなぜかそいつはしつこく付きまとってきた
「お節介だ」「うざい」など相手を傷つけるような言葉さえ使っていた
なのにずっと気にかけてくれた君も大概変なやつだったんだな
それでもやはり誰かと一緒にいる時間の方は楽しかった
少しずつ協調しクラスにも馴染めた
君のおかげで楽しく卒業できたよ
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高校生になる前に親に転勤の話が回ってきた
3年間の転勤だからと一緒について行くことになった
地元を離れるのは少し不安が残るが大丈夫だろうとついて行くことを決心した
高校でも同じように友達を作ろうとした
どうやら最初に声をかけた人物が悪かったみたいだ
クラスでは無視されたり酷い時は暴力まで受けた
もちろん教師には相談したが動く気配はなかった
親に相談しようとしたら「あの子最近暗くなったわね…」と聞こえてきた
親に心配させないように明るく振る舞わなければと思い、家では頑張って明るく接した
でもダメみたいだ
「ごめんなさい、俺は生きるのに向いてなかったみたいだ」
そう手紙に書いて人生の幕を自らの手で下ろした
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君が死んだと知らせが来た
意味がわからなかった
「自殺ですって。まだ若かったのに…」
大人たちの声が微かに聞こえてきた
なんで相談してくれなかったんだよ
友達じゃなかったのかよ…




