願いの屍国
死者が導かれる国――そこは境界も秩序もなく、ただ“望み”だけが形を得る場所だった。
無数の世界から流れ着いた魂が、最後に辿りつく終着駅。
生前に叶わなかった願いは、ここで必ず実現する。
それがどんなに歪み、どんなに醜くても。
男に殺された女は、虚ろな瞳で呟く。
「生前男に殺された。だから次は、私が男を殺す番」
他人の顔色ばかり見て生きた男は、はじめて自由を知る。
「もう何にも縛られない。好きに生きる。好きに壊す」
この国では倫理はとうに死んでいる。
願いは願いとして扱われ、結果だけが静かに積み重なる。
そんな光景を、玉座に座る“神”は楽しげに見下ろしていた。
善も悪も、希望も怨念も、彼にとってはただの色彩にすぎない。
神はゆっくりと手を伸ばす。
新たな魂――つまり“君”に向けて。
「ようこそ、死者の国へ」
微笑んだ瞳には底がなく、全てを映していた。
「さて――君は死後、何を望む?」
※以下は、本作制作時にAIへ提示した設定メモです。
興味がある方だけどうぞ。
死者が導かれる国
ここではありとあらゆる世界の死者が集う
生前成し遂げられなかったこと、叶えられなかった夢全てが叶う国
その夢にはもちろん綺麗事以外も含められる
「生前男に殺された、だから私も男を殺してやる」
「他人の顔色ばかり窺って自由がなかった、だから思うまま好きにする」
このような倫理のかけらもない夢でさえ叶えられる
神はほくそ笑む
「君は死後、何を望む?」




