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一人ぼっちだった前世⋯⋯。今世は最強(最恐)愛し子として楽しく生きてます!  作者: おかき
アルスタ王国編

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24話: 儀式を終えた人達は

愛し子様が王宮に行かれた。


陛下は無事に愛し子様がこの国に顕現された事に酷く安堵した。

大変なのはこれからだが、まずは良し。だな。

隣に控える王妃の背中をポンポンと軽く叩く。

王妃も安堵の笑みを浮かべるが、直ぐに不安そうな瞳をした。

「愛し子様は私が選んだ物をお気に召すかしら。」

心優しい王妃に

「お気に召すかは解らんが、そなたの心はつたわるはすだ。」

視線を交わし合い愛し子様を思い浮かべる。

と。


ナサニエル大司教が祭壇の上から、祈りの場に居る皆に声を掛ける。

「愛し子様が無事に顕現されました。

暫くはゆっくりして頂く為に王宮にて過ごされる。

また、愛し子様の存在は女神様の言にての公表となる。

その日まで存在を隠す事となる。」


「その為に、他国から視察に見えた高位貴族として過ごして頂く。」


皆は無言で頷く。


大司教は続ける

「また愛し子様の黒髪黒目を隠す為に、ベールを着けていただく。

皆は愛し子様の区別がつくが、他は知らぬ。」

「よって愛し子様の全てを話せないように誓約魔法を掛けて頂く。

これは決定事項となります。」


ナサニエル大司教が話しを終えると皆が少しだけざわついた。


そう。

愛し子様に迷惑をかける事などしたくはない。

ないのだが、自分達がこの場にいた事。愛し子様の愛らしさを誰かに話したかった。

いや、自慢したかったのだ。

貴族というのは、誰しもマウントをとりたがる。

愛し子様を知るとなれば、なお家門の自慢となるのだ。


「皆の気持ちは多少なり理解する。

愛し子様の立場が公になれば、儀式の話は出来る誓約にしてある。

また、愛し子様の了承はいるが、この場にいるものを茶会に招待する事も考えてある。」


そう話したのは、ベリル宰相だった。

その内容に皆納得し、魔術師により誓約魔法をかけられ祈りの場を後にした。


ナサニエル大司教は、陛下と宰相に話しかける。


「陛下、宰相殿。

愛し子様について話しがございます。私の私室にご案内しても?」

2人は頷き大司教についていく。


大司教はアルバート殿もこの話合いに呼ぶつもりでいた。

(あの場に気がついたらいなかった。

愛し子様に感情を向けたと思ったが。

気のせいだったか。)

と、仕方がないとアルバート殿の事は一旦思考から外した。


教会の1室に案内される。

ナサニエル大司教の私室だ。

2人は初めて足を踏み入れる。


シンプルな部屋の左手のソファーに2人を座るように促す。

陛下は1人掛けに、宰相と大司教は大き目のソファーに腰を降ろした。


「さて、儀式はお疲れ様でした。無事に終わり安堵しております。」

陛下と宰相は頷いた。


「これから話す事は女神様も了承している事と思って貰いたい。」


2人は女神様と言う言葉に一瞬表情を変えたが、ゆっくり大きく頷いた。


「愛し子様は異世界の者です。こことは全く異なる世界です。

あちらでは辛いお立場だったと女神様より聞いております。」

どの様な立場だったかは、口外を許されておりません。と。聞き返すのを牽制した。


「女神様からの言は……。」


・愛し子様の立場を確立する事

・愛し子様を幸せにする事

・身体にも精神にも傷をつけない事

・この国が安定したら他国に行かせる事


「内容は当たり前の事だとお二人は思う事でしょう。ですが悪意ある者は必ずいます。それら全てから愛し子様を守り抜かなければならないのです。

愛し子様が嘆き苦しむ事となれば、先日の嵐では済みません。」


2人はゴクリと喉を鳴らした。


「過去の古代都市の様に、この国が女神様の手により処罰されます。」

 

「………。」


陛下が口を開く

「相わかった。我の全ての権限を駆使して愛し子様を守り抜くとしよう。」

宰相も同意を込め、頷く。


「1つ先程とは別な話しがあります。

実は、愛し子の婚約者候補と言いますか……。

女神様が決められたお相手がおります。」


2人は突然の話しの内容に吃驚している。

(もしや我が息子か!?)

と、思う気持ちも無いわけでわない。


宰相が

「名前を教えて頂けるのか?」

と、僅かな期待を胸にあるのを隠し聞いてみる。


「アルバート・フィッセル侯爵令息」


2人の心が揃う 『なぜッ!!』


2人の様子に大司教は同じく同意する。


「女神様の言は、アルバート殿と愛し子様はとても相性が良いのだと。

また、経歴を考慮するに愛し子様を守れる力もある。側に置くには丁度良いと。」

との話だ。そう伝えた。


(確かに……)

またしても、2人の心の声が一致した。


「相性は良いそうです。ですが、

その先は2人の問題です。そこは手出しはなさらない様に。」


ですが……。

「上手く行くかもしれないお二人を無闇に横槍を入れる者は排除します。」


と、ニコリと微笑む大司教。

その微笑みには、とてつもない圧を感じる。逆に恐ろしいのだ。


「国内では宰相殿。国外では陛下の力が必要になります。ですから私は個人的判断でお二方にお話をしました。」

女神様から許可は貰ってる事も伝えた。


2人は大司教に感謝する。

愛し子様を護る盾の筆頭に選んで貰えたのだ。

愛し子様に関してだけは、王族だろうと決して口を出せないからだ。


「ナサニエル大司教よ。感謝する。

我も宰相も全力で事に掛かろう。」

陛下と宰相は決意し、陛下が右手を差し出し大司教と堅く握り合う。


さて

「これから私は愛し子様の宮にお話をしに伺ってきます。」

「ここでの話は他言無用です。」

「また何かありましたならば、ここの部屋にて話し合いを。

この部屋は女神様以外に会話が聞こえないので。」


ビックリ発言をされた2人は、少しギクシャクしながら退室した。



話しを終えた大司教は小さく溜息を吐く。


あの儀式の場に悪意を放つ者を見つけたからだ。

それを急ぎ調べ上げなければならない。

愛し子様へお話しが終わったら急ぎ対処しよう。と考え込むが、愛し子様に会える事を思い出す。

やはり説明に行く為とは言え、あの愛らしい顔を見れるとなると気持ちは明るくなるのだ。


この後

愛し子様の住む宮にて、ナサニエル大司教はとんでもない事を目にするまで後少し。


私事になります。

投稿を1日2回していましたが、仕事の都合で話を書く時間が少なくなりました。


この作品の先を楽しみにして頂いた方がいらっしゃったなら、本当に申し訳ありません。

毎日1話は投稿します。


❀個人的に白狐が大好きなので、白狐の良さを伝えれたらなと思います。

これからも どうぞ宜しくお願いします❀


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