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指針封神

「独奏敵……アルティメシア……。

それが私達の敵……。

これからどうすればいいんだろう」

真実を告げられたセラフィは悩んだ。

「アルティメシアは神のような存在よ。

でも手はあるわ。

先に正の符を集めるのよ。

全部で8つあって、この星の各地に散らばっている。

負の符とは表裏の関係で、

さっき生まれた()を含めればあと7つね」

そう言うと、ルシフェは

手に持っている暗いオーラを放つ音符型の物をかざした。

すると音符型の物は光を放ち、明るいオーラを纏った。

「正の符、ソレイユよ。これを使えば、残りの場所も分かるはず」

しかし音符は何の反応も示さなかった。

「おや?どういうことだ?」

月は首を傾げた。

「焦らないで。まず神殿に行く必要があるわ」

それを聞いて、カンパニャラがはっとした。

「私の家は代々、神殿を守っていて、

私は巫女をやっているんだけど、

神殿ってもしかしてそこのこと?

これって偶然なのかな?」

セラフィも驚いた。

自分を助けてくれた人が、

ここまで関わっているなんて。

運命すら感じていた。

だが、助けてくれたもう一人は違う考えだった。

「偶然か。もしかしたら仕組まれていることかもしれないぞ」

月はルシフェを怪しむように見た。

「疑っているの?でも私の言っていることは本当よ

さっきのことが証明しているでしょう?」

ルシフェは反論するように言った。

「私はルシフェを、みんなを信じたい。

とにかく神殿へ行きましょう」

セラフィは言った。

そしてその前に、もう一つ先生に言うことがあった。

「先生、転校初日から申し訳ありません。

でも、私達にはやることができました」

先生は笑顔で言う。

「あなた達はもう我が校の生徒です。

いつでも戻ってきなさい」

その言葉に、セラフィは喜んだ。

戻れる場所があることが嬉しかった。

「私達も同行したいのですが、よろしいですか?

友達のことを見届けたいんです」

カンパニャラは先生に尋ねた。

「しかたありませんね。特別にお休みをあげます。

その代わり、宿題もたっぷりですよ」

先生は笑って答えた。

そして一行は神殿へと向かった。

手入れされているのか、古びた様子などはなく、

ステンドグラスが荘厳な雰囲気を出していた。

そこにある台座に、カンパニャラが正の符をかざすと、

光と共に謎の生き物が現れた。

「ハーイ!ラヴィが譜の妖精、ラヴィオラ、ラヴィ♪」

小柄な茶色のウサギのような見た目で、

楽器のヴィオラを思わせる。

そしてどういう原理か空中にふわふわ浮いている。

「何だこの妙にハイテンションで鬱陶しそうな奴は?

胡散臭いな」

月は訝しげに言った。同じウサギの同族嫌悪かもしれない。

「失礼ラヴィ!正の符の場所へ案内してあげないラヴィよ!?」

ラヴィオラは憤慨した。そしてさらっと重大なことを言った。

「あなたが案内してくれるの?」

セラフィは聞き直した。

「そうラヴィ。でもその道のりは険しいラヴィよ~。覚悟はあるラヴィ?」

みんなはその問いに答えた。

「もちろん!」

こうして神といえるアルティメシアを封じる指針は定まった。

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