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拝啓、かつての□友へ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

最後、少し変えます。

チームプレイとか柄じゃない。ずっとワンマンで良い。だって、手放したく無いもの程、最悪な最後を迎えるから。だから私は一人で良い。これから先も適度な距離をとって、絶交レベルの喧嘩なんかする事もなく、ただ自分だけを拠り所にして生きていく。

最近の私は何処かおかしかった。過去と現在が混同して、身を震わす。嘲笑や嘲りのいじめや、二度と経験したくない過去ばかりが繰り返されて、おかしくなりそうだった。でもこんな事、生きてる人間なんかに言いたくなかった。きっと皆、気狂いとして見るから。

だから梅香の庭を訪れる。神様になら、言っても良いだろう。


「……梅香の君。私、死期が近いのかも知れません。ご存知ですか? 死期の近い人間って、現在と過去を混同するんです」

「つまり君は、過去の事を今現在で起きた事のように思い返している訳だ」

荒くなる吐息、上がる心拍数。過度のストレスと、トラウマが襲いかかって来て、絶叫しそうになる。それでも唯一平静を保てるのは、話を聞いて下さる梅香の君が穏やかだったから。今は相手に合わせないと。

「中学の時、滅茶苦茶仲の良い子がいましてね。初めてですよ。絶交レベルまで喧嘩して、仲直りしたんです。それから卒業しても幾らか会っていたんです。永遠と続くと思っていたんです。ま、無理な話でしたけど。今では連絡さえまともに取り合ってません」

最後に面と向かって話したのは高校一年生の時の学園祭だった。相変わらず色白で、元気そうだった。相変わらずの引きこもりのようだった。その時、でも……あの一件以来、会っては居ない。メアドも変えたらしい。メールを送信したけれど、そんな物は無いと帰ってきた。

今、生きてるのか、死んでいるのか、それさえ分からない。させてくれない。そのもどかしさだけが精神を蝕んで気狂いにさせてくる。

「生存確認さえまともにさせてくれない奴なんて、私は親友だなんて思わない!!」

何が親友だボケナス。お前から言ったんだぞ。親友だって。なのに……置いて行きやがって……。死んだことさえ分からないまま生かされる、こっちの身にもなってみろ。

私の事題材にして、漫画描くつったよな? 書店行く度に探すんだよ。お前の本。でも何処にもねぇんだ。馬鹿!!

視界がボヤけて来た。霞んで、白く濁って、泣いているのだと気がつくまで長い時間がかかった。

「うん。うん。でもそこまで君を感情的にさせられるのは、それまで大切に思って来たからじゃないかな。今は物凄くしんどいだろうけど、その気持ちは忘れちゃ駄目だよ。会えなくても、君の記憶の中にちゃんとあるんだから」

暫く啜り泣く私に寄り添って、背中をさすってくれた。そうされると、何だか情緒が戻ってきて、何時もの全てがどうでも良い人格だけが残される。そして――こんな事を思ってしまった。

あの子は学園祭の時、我儘を言っていた。それを軽くいなしてしまった。そうやって、私がしてきた行動だって、必ず何処かで傷付けてなかった? 置いていってなかった? だから私は……嫌われるの?


これはただの創作。でも心当たりあるなら、メアド開通させておけ。もう二度と会うことのない、かつての□友。

コアな読者様

最後、何時もと志向が違うけど、これでOKなの?


作者

これが一番良い終わりです(◍¯∀¯◍)ꉂꉂƱʊʊʊ

創作と手紙を合わせた終わりです。


この子の過去について軽く話すと、一度目のお別れの時に水性ペン貰ってます。

この子の性格的に、絶対生涯かけて使わないだろうな。

インクカピカピになっても使えないだろうな。


置いていかれたって言ってますけど、多分見知らぬうちに傷付けてたし、置いていってたと思います。

でも、人間誰しも分からないじゃないかな。

悪気ない行動が、誰かの傷になるのって、割とよくある話。


それはそれとして、突発的にメアド使えなくしたのは許しませんよ。きっと。

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