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5:いちごの罪

ブクマがついた!嬉しくて、嬉しくて!

ありがとうございました。

カミラ嬢が居なくなって、リカード王子、私とリュック、お互いを見つめ合って、黙っていました。気不味い空気になりました。リュックが姿を現して、リカード王子に言います。

「自己自得です」

「少しやり過ぎでは無いですか。イザベラ、あなたとは。。。」王子が言い終わる前に

「婚約を破棄する!ですね」と私が言い終わる。

「違う!」と慌ててリカード王子が言い返します。

「あれ?カミラ嬢と良い感じだと思ったけど」と私が思っていたことを言うと

「それは。。。。」リカードが困った顔で、どう説明したら良いかと、小さい声でブツブツ。

「それは、何ですか?」私が聞きつめる

「イザベラに私を見て欲しくて、カミラ嬢に協力をしてもらいました」

「うあああ」これはどう対応したら良いでしょうか。私は呆れた顔で王子を見つめる。

「最低ですね」とリュックもびっくりしています。

「カミラ嬢は本気だと思います。可哀想に。イザベラ、行こうか?」

リュックが私の手を掴んで、会場の方に連れて行きます。

「マルコを探しに行きましょう」

泣きそうなリカード王子をそのまま置いといて、リュックと一緒に行きます。少し会場を探すと窓際にマルコお兄さんとラウラ王女が話をしている。彼らに近づくと、も一人、一緒に話している人に気づく。その男性はとても上品な服装と仕草で、ラウラ王女に笑顔で自分の領地の名産品について説明していた。マルコお兄さんは怖い顔で彼を睨んでいた。

「モナではいちごがとても美味しいです。今日の舞踏会のいちごケーキは、モナのいちごを使っています。ラウラ王女は召し上がりましたか?」

「いちごケーキですか?まだです。」

そして、三人がいちごケーキの置いてあるテーブルまで歩いて行きます。私とリュックは三人のやり取りを見守ることにして、いちごケーキのテーブルまで彼らについています。

いちごケーキがあるはずのテーブルには、いちごのないケーキが並べていました。

「ラウラ王女どぞ、我がモナいちごを。。。」言い終わる前にケーキの上にいちごがないと気づいて、とても困った顔で彼が固まります。マルコお兄さんがにらっと微笑ます。

私はリュックに振り向く。

「なるほど、そ言うこと」とリュックがいちごの罪が分かったようです。

「いちごの罪はお兄さんの嫉妬でしたね」

「そう見たいです」とリュックが返事する。

モナいちご君が慌てて、新しいいちごケーキを探してきますと言いながら、消えました。

「ラウラ王女様、お兄様」私が彼らに声をかけます。

「あら、イザベルとリュック!イザベル、服装がすごいですね。可愛い!何をイメージにした?カラス?」

いちご君がいなくてから笑いを我慢していたお兄さんが爆笑しました。お兄さんに吊られて、リュックも笑いだす。ラウラ王女様はなぜ二人が笑っているかわからない顔です。

「お兄さん、リュック、ひどいです! ラウラ王女様、これは黒鳥のイメージです」

「カラスは黒鳥だと思う」とお兄さんが揶揄います。

「そうです、カラスも黒鳥ですが、いいちごケーキのいちごを食べたのがお兄さんです」と私がお兄さんに仕返します。

「あらま」とラウラ王女がびっくりします。

お兄さんがとても恥ずかしそうで、困った顔で視線をすらす。

「マルコさんはいちごが好きいですか」と呑気にラウラ王女がお兄さんに訊く。

「別に好きいではないが」と困ったようにお兄さんが答えると

「マルコお兄さんはラウラ王女が好きいです。モナいちごに嫉妬して、全滅しました。」と私が締める。

「マルコ、かわい」とラウラ王女が笑いだす。ラウラ王女はお兄さんがこそりいちごを食べている姿を想像したでしょう。お兄さんの顔が真っ赤で、私が大満足しました。妹を虐めると後が怖いと教えてあげないとね。

その後、お兄さんが素直に、ラウラ王女にグイグイ攻めるモナいちご君に苛ついて、遂にいちごに当たってしまいました。いちごは特に好きではないが、消えたいちごを見たモナいちご君の顔は名作でした。いちごを食べって良かったとお兄さんも笑いだす。

お兄さん、強いね。開き直るの早すぎです。


めちゃくちゃな日本語を隠し味(隠してないけど)と思ってくれるとありがたい。

続き頑張ります。

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