表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変わり者の異世界冒険記  作者: 白山なろう
第5章 帰還編
96/231

第77話 第一の目的地への道中

ガラガラ、、ゴトッ!…


(ふははっ!荷物が揺れて落ちそうになるなど想定済みよ!俺が同じ轍を踏むと思うなよ!)


俺は今、マナカの馬車の中で座って第一の目的地である場所に向かっていた


「それにしてもゆっくり走るんだな…」


「ああっ、すいません、これでも全力なんです、、軍用の馬ならこれ以上も出せるとは思うんですが、僕らみたいな一般人には軍用馬ほど足が早い馬はなかなか買えなくて…」


「あぁすまん、余計なこと言っちまったな」


「いえ別に気にしてないですよ、僕だって遅いと思うことがありますから…」


そんなことを話していると右の方向から何か気配を感じて急いで探知する


(・・ん?、、これは多分、、、イノシシ?でも反応が小さい…)


だがこっちに向かってきていることには間違いなく、マナカに今のことを伝える


「ええっ!イノシシですか!?急いで逃げないと!」


「落ち着け!今探知したのはかなり小さいやつだ!そんなに強くない!」


「え?具体的にはどのくらいですか?」


「そこまで具体的に分かるほど探知スキルは万能じゃない、多分3分後位にはこの道から見えるぞ」


「速さはどのくらいですか?」


「えーと、、、多分この馬車より少し遅い位だ、だがここちょっとした坂道だから向こうの方が軽快に動けて有利だ」


「ええっ、急ぎましょう!揺れるので注意してください!」


「ちょっと待て!急加速したら立ってる俺g…」バタッ!


言い終わる前にマナカが馬車のスピードを上げて立っていた俺は後ろに倒れる


(くそっ、、この世界の住人に俺は何かしたか…?)


そうして馬車が進んでいると後ろから小さいが咆哮が聞こえる


(もう来たのか!?馬車がスピードを上げたのを感じて全速力で来たか?)


「「gyaaaaaaa!!」」


「うわぁっ!来た!」


「あれ?探知では一匹と思ったけど小さい奴らが固まって来てるな」


「あれはギャングボアです!固まって行動することで相手に巨大な動物だと勘違いさせたり数の暴力で何ランク上の相手でも挑むようなイノシシです!」


「随分と詳しいんだな」


「子供の頃家の図書室で勉強しました!それよりも何とか出来ませんか!?」


「え〜、そう言ったって殺すしか無いぞ?」


「え!?だ、駄目です!殺すのだけは!」


「ハァ!?お前何言ってんだ!」


「お願いします!殺すこと以外で!」


「・・・チッ、しょうがない、貴重だが…」


俺は弾倉の中身を麻酔弾に切り替えてギャングボアに狙いを定める


(相手は直線に移動中、こちらより多少早い、、ここでどうだ!)


パスッ!   「gyaaaaaaa!」ドカドカッ! 「「gyaaaaaaaaa!」」


相手の先頭に麻酔弾を撃ち、転けさせることで後列の集団を巻き込んで横転させる


「おおっ、それなら大丈夫です!」


「うるせぇよ!黙って逃げることに専念しろ!」


パスッ! パスッ!


幾らか先頭のイノシシに撃ち込むが、相手も学習したようで避けたり横一列になったりして対抗してくる


(このままじゃあ相手よりもこっちの弾が枯渇するな、、新しい武器を試すか、よし、近寄られていない今しかない!)


そうして俺は馬車の荷台の上に巻取り装置を置いて、そこにロープと新兵器繋げて準備をする


(よーし、上手く行ってくれよ!)


カラッ!!


そうして俺は馬車から細い板状に尖らせたスパイクをベルトに付けた物を投げてイノシシの前で展開させる


ドサッ!!!  「「「gyaaaaaaa!!」」」


「よーーし!上手く引っかかるか心配だったが大丈夫みたいだな!」


そしてベルトと繋げたロープを巻取り装置で巻き取っていく


ウィィィィン…


(ちゃんと作動してるな、ベルトが摩擦で駄目になってなかったら良いんだが…)


そうして巻き取ったベルトを回収して戦闘は終了する


「あらら、ベルトに穴空いてる…」


何処かで引っかかって空いたのかベルトに縦長の穴があり、イノシシの足を絡ませる時に勢いが良すぎたのかスパイクが変形している物もあった


(こりゃ廃棄するしか無いか、、、まぁ使い捨ての予定だったしまぁ良いか…)


「あっ、お疲れ様です!」


「全く、、殺さずに倒すのがどれだけ大変か分かってんのか?」


「すみません、、必要じゃない殺生はしないというのが家の教訓で…」


「その教訓を他人に押し付けないで欲しいんだがな…」


「だって可愛そうじゃないですか!彼らだって必死に生きてるのに…」


「バリバリに戦闘に特化してる奴らに可愛そうなんて言ってたらいつか殺されるぞ」


「それでも良いですよ、、、それよりもさっき全力で走らせたせいで馬達が限界です、途中に村があるのでそこで休憩してから向かいましょう」


「しょうがねぇな…」


そうして俺はもう一度馬車の中で座り、休憩に入るのであった…


ラッキーナンバーの777(話)までいくつもりは無いのでご安心を…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ