表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変わり者の異世界冒険記  作者: 白山なろう
第0章 召喚編
8/231

第7話 勇者の救出

ここは城の地下ダンジョンの入口、苦戦している勇者の救出に王国の精鋭30人+αが集められ、そこには俺の姿もあった


「本当に連れて行くんですか?」


「行きたいってしつこく言ってくるからしょうがないだろう」


「でもまだ訓練し始めたばっかじゃねぇか、足手まといだろ、、これじゃ変わってるというか狂ってるぜ」


(・・・まぁ言ってることはごもっともだが、こっちも仲間の救出という大義名分があるんでね)


「それは一旦おいといて何故勇者が苦戦しているんだ?出るとすれば強くともそこらへんのオークレベルだろ?」


(そう、一番はそこだ、何故か勇者という魔物に特化した職業を持つ奴が安全なダンジョン、それも王城の中にあるダンジョンで苦戦するのかという疑問ともし苦戦する魔物がいたとしてそれがどんな奴なのか、それが知りたい)


「まぁ喋っていても仕方ない、さっさと救出に行くぞ!」


コツン、コツン… そんな音だけが響く


「おっ、さっそくおいでなすったぞ!」


俺が見た先には…


(おぉ、これは!)


プルンッ、ポヨンポヨン!


(スライムだ!、しかもかなり愛嬌がある!)


「おい!お前ちょっとこれ殺ってみろ」


先頭を歩いていた人が俺に命令する


「えぇ〜、、わかりました」(こんなにかわいいのにな…)


そう言って、持ってきたダガーという一般的に呼ばれる短剣を抜いて一気にスライムに刺す


(だいたいこういう奴は、、、玉みたいなコアがあるだろ!)


そう思い突き刺すと…


プニョン、、、プルプル (・・あれ?)


短剣は確かにスライムを突き刺したが、ゴム製のボールのように一部分が引っ込むだけで、外傷は与えられなかった


「バカ!そういう奴は魔法で殺すんだよ!」


(あっ、そっち系のやつだったか、じゃあフレアでやるか)


ボウッ! 勢いよくスライムが燃えていく


「よーし、まだまだこんなのは雑魚の部類だ、もっとしっかりやれ!」


「まー今のは初見で間違えてもしゃーなしだろう、今度からは気をつけろよ!」


他の人達のフォローも入る、すると


ゾロゾロゾロゾロ… スライムが数え切れない程出てくる


「なんかいっぱい湧いて出てきやがったぞ!」


(うわぁ、、数がキメェ…)


「まぁこんなのはいい的だろう、殺るぞお前らぁ!」「「「おうっ!」」」


「オラァァァァァ!」「ypaaaaaaaaaaa!」「またお前訛り出てるぞ!」


なかなか個性的な人が多いようだ


(だが精鋭なだけあってあんなにあったスライムがみるみる減っていくな…)


ただその中で一人だけ 「オラァ!」プシュー


(ありゃどう見ても殴って叩き潰してるよな、さっきの魔法がうんたらかんたらはどうしたんだろうか)


そう思っていると隣りにいた教官から説明が入る


「あれでも拳の上に魔法の膜を貼り付けてるんだよ、そこが一番魔法使いとして気に食わないんだけどね」


そう言う教官を見ると…


(やべぇよ、、なんか黒いオーラみたいなの出てるんですけど…)


教官のヤバさを感じていると…


ブシャッ! 「よっし殲滅完了だ!さっさと次行くぞ!」


いつの間にかあれだけ大量に居たスライムが殲滅され、精鋭達が進んで行く


           〜2時間後〜


「ハァ、ハァ、流石にあれが何十回と続くと持たねぇよ、、、ハァ…」


「というか勇者達は何処まで進んでるんだよ?もう50階層だぞ!」


「・・・やっぱりおかしい・・・」


(やっぱりそう思うよな、、、あまりにも)


(「訓練初日にしては深すぎる」)


「初日にの訓練にしてはここまで深く潜るのはあまりにもおかしい、せいぜい15階層ぐらいが最大の目安だ、だけど50階層はあまりにも深すぎる」


「・・・ッ!功を急いたか、、、なんとも愚かな、、」


俺も疑問の答えが出たとき先頭の人が足を止める


「ん?お前らちょっと静かにしろ」(ん?なんだ?)


キーン、、、キーン、、、 これは!


「少し音が小さいが間違いない!剣の音だ!」「よっしお前ら行くぞ!」


(さあ、考えた結果が合っているのか答え合わせと行こう)


「ッ!居たぞ!、、、あれは!」


「デカい、、」「あんな大きさは初めてだ」


そこには勇者のパーティーと巨大な様々な動物のパーツをくっつけたかのような奴が居た


(キメラって奴か、想像してたのよりメチャクチャデカいしキモいな、それに…)


「ッ!この強烈な臭みはッ!、、、死臭か!」


スーッ… 確かに臭い、恐竜博物館とかにある骨の匂いのような感じだ


「おい!助けに来たぞ!」「臭いがなんだ!さっさと行くぞ!」


(全く考えた通りになってしまったし、なってしまっている、ここからどう戦うかね、、あと呟いていた功を急いだ奴とかを探さないとな)


そうして俺は戦場の真っ只中で人探しを始めるのであった…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ