第51話 目覚め
ここから主人公視点です
ザー、ザー、ザー、 かすかに水が流れる音が聞こえる
「ん、ぐぅ…?」
今俺は飛行船から落とされ、なんとか川に接触するギリギリで減速しておそらくそのまま川に落ちて流されていたのだった
「ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ!っ、、あ〜」
目を覚ますとそこには見渡す限りの林と自分の足元をカーブして流れる川があった
(ふぅ、、、とりあえずここがどこかは置いといて、、とりあえず寒いからなんとかするか…)
そう思い少し林を進んで木の枝などを拾って魔法で火を点けようとすると
バチッ!! 「痛っ!?」
魔法を点けようとした瞬間、体に電流みたいなのが流れる感覚がする
「くっそ、、何でだ…?」
そこで思い出せる限りの事を思い出す
「・・・ッ!マジかよ…」
落とされる直前、飛行船のクルーに扮した魔族が自分の体に魔法を使えないようにする装置を埋め込まれた事を思い出す
(これは本格的にマズイぞ、、銃の弾丸にはどうしても魔法を使わないといけない、、つまり現状銃弾の補給は無理か…)
俺は装置を埋め込まれた場所を探す
「・・・・ここか…」
場所はちょうど腹の部分、そこに不自然な小さな窪みと少量の血が流れた痕跡があった
ビリッ!! 「ぐわっ!」
窪みに触ろうとすると触るのを拒否するかのように電流的なものが体に流れる
「ハァ、、ハァ、、強制的に取り除くのは無理か…」
一旦取り除くことを諦めた俺はとりあえずその辺の岩の上に座って自分の持ち物を確認する
(・・・・これだけか…)
持っていたのは銃一丁、事前に作っていた銃弾数十発、一般的なナイフ、あとは濡れた食料などだった
「はぁ、、銃二丁を失って銃弾はたった数十発、ナイフ以外に他はそんなに使えそうにもない…」
おまけに魔法も使えない状況だった
「火だけでも起こすか…」
そうして古典的な木の棒を他の木に垂直に立て、ナイフで少し切れ込みを入れ棒をそこに立て回転させて火を起こす
〜1時間半後〜
シューー…
「おっ、点いたけど、、疲れた…」
そうして事前に下に敷いていた燃えそうな草などを集めたところに木を置いて火が移るのを待つ、その間にも酸素を送り込む
パチ、、パチパチ…
そうしてついた火に俺は温まっていた
「ふぅ、、服は全部例外なく濡れてるな…」
火に服を燃えない程度に近づけて乾かす、そうしているともう日が落ちて空が暗くなる
「あっ、そういえば寝るとこ造ってねぇな…」
しょうがないのでそこらへんの少しだけ平な岩の上に寝転がってそこで寝ることにする
ゴツッ「いててっ…」
平と言っても多少のデコボコはある訳で体に少し盛り上がったところが当ってとても痛い
(はぁ、、これからどうするかな…)
そう思いつつも俺は寝るのであった




