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変わり者の異世界冒険記  作者: 白山なろう
第3章 魔王軍編
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魔王軍編第9話 問題点

オルドランド補給基地が突破されてから1日ほど経ったあと、現在も続いてくる勇者達を含めた軍隊を食い止めるのに魔王達は早急に打開案を考案していた


「むう、思ったより損耗が激しい、魔物が主力である我が軍にとって魔物の損耗は由々しき事態だな…」


「なんとか戦線を膠着状態まで持ち込めればいいのですが、そのための戦力がどこも不足している状態です」


「中央はなんとか守りきれている、、側面さえなんとかすれば良いのだが…」


「側面の敵の進撃を止めないと中央の主力が包囲されてしまいます…」


「いや、その前に突破されるだろう」


「ではどうしますか?このままではいずれここまで敵が押し寄せてきます」


「なんとかあの新兵器を配備できるまで耐えなければならん、今は量産中でとても前線に出すには数が足りん」


「それではそもそもの量産に回す人手を増やしてみたらいかがですか?」


「・・・・そうしたいのは山々だが魔物にしても魔族にしても働ける種族が限られてくる、しかも殆どの人型の魔物・魔族はすでに自分の職がある、、あまり皆に無理強いはしたくない…」


「・・・それではドワーフの里に連絡を取ってみてはいかがですか?あそこなら腕の良い職人達が何万といます」


「ふーむ、だがドワーフ達は義理堅さと頑固さが他と比べて桁違いだ、そう簡単に引き込めるとは思わんのだが…」


ドワーフの里は山の中とその地下に建設されているのだが、その山が魔王の勢力圏内に入った時には魔王国に多少の物資などを安く売る代わりにドワーフには手を出さないという条約を結んでいたのだった


(ドワーフを我が国に連れて行くことはドワーフに手を出さないという条約違反になってしまう、難しいところだろうなぁ…)


だがしかし他に手がない魔王はやむなくドワーフ王に手紙を書くことにする


(ドワーフ王に伝わるかはわからないが、やってみる価値はあるだろう…)


そうして魔王国はドワーフ王国に救援を求めたのであった、そしてその返事は3日後に届くこととなる


(ドワーフ王に手紙が届いて帰ってくるまで4日か3日はかかるだろう、その時までにできるだけの努力はせねばな…)


そうして魔王による大増産計画が始まったのであった…


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