第49話 呼び出し
「zzzzzzzzzzzzzz…」
俺は今部屋で、、、寝ていた、理由は酒飲み勝負のあと何事も無かったかのように教官に酒場を連れ回されたせいである
コンコン! 「勇者様、王様がお呼びです、速やかにお越しください」
「ううん?なんだって?」
「ですから王様がお呼びです、朝からずっとですよ、もうお昼の時間です、そろそろ起きてください」
(・・・こちとら一日目は訓練、二日目は教官のせいでオシャカ・・って全部教官か…)
「・・・・わかったわかった、起きるよ、、」
「早くしてください、さもなければ王命で貴方様の休みが削れるかも…」
バタン!「早く案内しろ」
「・・・と言ったらこれですからね、こちらです」
そうして連れて行かれたのは王様の部屋ではなく、王城の一角にある各省庁専用の部屋だった
コンコン!「王様、勇者様をお連れしました」「入れ」
ガチャッ 「勇者様、こちらです、少々危険なものもございますので床などにはご注意を…」
「わかった」
そうして部屋に入り王様とおそらく二人きりになる
「勇者殿、ここで一つ見てもらいたい物が…」
「なんですか?」(まさかアレか?)
「その前に説明するが、見せるものはおそらく魔族共が作った物だと推測されているものだから他言無用でお願いする」
「あぁ、わかった」(やはりアレだな、、ここはうまく切り抜けるしかないな…)
そうして出されたのは旧麻酔弾の破片だった
「実は街の治安部隊がこれによって眠らされ、犯人は逃走中と思われるのです、そこでこの破片が何なのかを勇者殿に調べてほしいのです」
「ちょっと待ってください、それは鑑定スキルなどで調べればいいことでは?」
「もちろんそうしました、ですが王国で一番の鑑定スキルをもつ者に鑑定してもらっても詳細な部分がわからんのです、ただこれが゛複数の金属゛を融合させた物だということだけは分かりました」
「それで?」
「以前勇者殿がお創りになったあの青銅とやらも゛複数の金属゛を融合させた物だと聞いたのです、、そこで勇者殿にも声がかかったのです」
「そういうことか、少し見せてもらっても?」
「はい、おい!誰かこれをもつ道具をもってこい!」
そうして手袋に似たものが出される
「それを手にはめて触ってください」
そうして手にはめた手袋モドキで破片を触る
「・・・・・うーん?これは私にもわかりませんね、、ただ綺麗な線形をしているのでそのくらいの形を作れるほど相手の技術が進歩しているという証拠になりませんか?」
線形を自由に出来るアドバンテージは大きい、精密機械などは寸分の狂いもなく造形する技術が求められるからである、もっともこの世界で精密機械が必要かと言われたらそうではないのだが…
「なるほど、、、多少は参考になりましたな、それではこれで十分ですのでお帰りください」
「あぁ、わかった」ガチャッ
「・・・・勇者殿でもわからないか、、、これを本当に魔族共が作ったのなら、、いや、もう何も考えまい、もう余は後戻り出来んのだからな…」




