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変わり者の異世界冒険記  作者: 白山なろう
第0章 召喚編
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第4話 情勢

「まずこの国はアルカディア王国と言い、現在まで900年に及ぶ歴史を持つ国です、そして今現在戦争中の魔王率いるディガストピア魔王国は8年ほど前に各国に宣戦布告と同時に独立を宣言、4ヵ国の対魔王国連合の加盟国を下し、目下我が国を目指して侵攻中です」


なるほど、前にも少しばかり聞いていたが4ヵ国を潰したとなると全世界の国家の軍隊を相手に1ヵ国をおおよそ2年のペースで攻略しているようだ


「また、魔王の軍勢は強靭で粘り強く、簡単には勝利することが出来ない状態です、そして今は何故か魔王の軍勢の侵攻は停止している状況です。」


「ちょっと待ってくれ、止まっているってのはどういうことだよ?」


そう言うのは同じ部屋にいるランクBを言い渡されたであろう男だった、あまり俺はクラスに興味がなかったがこんなヤツもいたらしい


「はい、疑問はもっともなのですが我々にも把握できておらず、現在諜報部隊が調査中です」


「私もいいかな?、そういえば私達この国の王族の方の名前とか知らないのだけど、教えてくれない?」


今度はまた別の子だった、そういえば確かに相手の名を聞いていなかったな、まぁ俺には相手の名など興味が無いが


「現在のアルカディア王国の国王陛下はアルフリート ディア アルカディア国王陛下で、皆様方が最初にお会いになられた方はこの国の第3王女殿下です」


(ふぅん、あの姫様だろうと見た人はやっぱりこの国の姫だったか)


では今度は俺が質問してみよう


「相手の強さはどのくらいでLvはどれくらいなんだ?」


「相手の強さはその相手によりますがほぼ我が国の小隊長クラスの実力があり、Lvは平均で7ほどになります」


思ったほど高くはないのだろうが、さっきのステータスの相手が1万とかいたらそりゃ苦戦はするだろう


「これ以上の質問が無いのであれば次に移らせていただきます」


(俺も質問はこのくらいでいいだろう)


「それでは次に今後の予定について話させていただきます、これからは皆様大変混乱されているでしょうし、今日はお休みいただき、明日からはこの城の地価にあるダンジョンにて訓練に励んでいただきます」


(ほう、ここには定番のダンジョンがあるのか、それは明日が楽しみだな)


「それではお休みになられる部屋に案内させていただきます」


そう言って係員が出ていくので、部屋にいる全員が付いていく、もちろん俺も付いていくと部屋が何個もある部屋に着いた


「こちらです、今日はゆっくりお休み下さい」


そう言って鍵を渡されそれぞれの部屋に入ると7畳ぐらいの広さの部屋があった。


(やっぱりこれも定番らしくベットがカチカチだな)


そして改めてステータスを見る


ステータス


名前 白石悠也  Lv2 体力200 魔力120 知力100


職業 創造師


特殊スキル


創造 Lv1 (変質者で創造師の気質を発動中)


スキル


隠密 Lv2


各種魔法スキル Lv1


となっているのだか気になったのがこのまま発動している気質の能力を使えるのかどうかといるものだ、もしこれが使えるのだったらかなり強いと思うのだが


(とりあえず創造なのだから何か創造してみよう、まぁ紙コップでいいか)


そう力を込めてみる、すると


「・・・できた、、、できてしまった」


(うーん、触り心地もしっかり紙コップだな、、、)


とすると他の気質でもおそらく能力を使えるということだろう。


(これははっきり言ってチートにも程があるな・・・)


その気になれば勇者にでもなんにでも気質を使えればできるだろう。


(これってデメリットってのは無いのか?)


そう思い少し能力について調べてみることにする。


         〜2時間後〜


少し能力についてわかったことがある、一つはやはりどんな能力も気質を変化させれば使えるということ、もう一つにこの能力は元のちゃんとした職業を持っている人と比べて力が8分の1程度しか発揮出来ないということ


(やはり何でもかんでもチートで解決!とはいかないようだな)


それと変質者の能力が調べているうちにLv2へとランクアップしていた。


おそらく条件は変化した能力を使うことと、様々な気質に変化させることだろう。


さて、少々疲れたし外はもう暗くなっている、さっさと寝るとしよう







「おい、勇者達はもう寝ているのか?」


「はい、皆ぐっすり眠っています、特に不満も無いようで」


「そうか、これからも支援は絶やさないようにしろ、勇者達にはこれからたっぷり働いて貰わんといかんからな」


「はい、そのように手配します」


「ククク、これで我が国が戦果を挙げ、勇者達が魔王を討取れば我が国は英雄国となり、まだ新興国家だと侮ってきた周辺国どもを見返してやれるということだ」


「遂にこの時が来たのですね」


「ああその通りだ、すぐにワシの野望は果たされるであろう、ハッハッハ!」


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