第47話 監視
(うーん、これといって怪しい行動はしてないな…)
今俺はデリクサスという親衛隊第3課長官の貴族を「探索者」のスキルで監視していた
(短気ってもっとこう、些細なことでも怒るような奴だと思っていたけど実際はそうでもないのか…)
そうして監視し続けていると…
(王様の部屋に入っていくな、、)
確実に入室したことを確認した俺は部屋に戻り王様の監視用に使っていた通路を使って王様の部屋を覗く
「・・・・それで何か成果はあったか?」
「はい、、それよりも王様、一つお耳に入れたいことが…」
「なんだ?申してみよ」
「・・・・その前に人払いを、重大な案件ですので…」
「なんですと?王様に仕える私共が信用ならないと申されるのですか?」
「そうではない、だがどんなに口が固かろうと細部に至るまで統制することは不可能だ、私はそれを危惧しているのだよ」
「・・・・・・・」
「もうよい、皆ここから一時出ていけ」
そうしてデリクサス除く全ての人が部屋から出ていく
「・・・感謝します、王様…」
「よい、それよりも手短に話せ」
「承知しました、、実は特別治安部隊の隊員が飛び道具で襲われ隊員の体を調べると体内からまだ未知の金属のようなものが発見されたのです」
「何?未知の金属?まさか魔族共か?」
「そこまではわかっておりません、しかし逃げた隊員によると犯人はズボンから何かを取り出して一瞬のうちに他2名の隊員がやられたということです」
「隊員は死んだのか?」
「いえ、強制的に眠らされ倒れたということです」
「ふむ、、、となると魔族共が侵入した可能性がある、来月に緊急会議を開いて3課の予算を増額する、そなたは予算案の準備をせよ」
「はっ、それでは私は屋敷に戻ります」「うむ」
(・・・さて、また面倒なことになったな、今はまだ詳しくは知られていないがいつかはバレるだろうな…)
そうして貴族街に反応があったことも、デリクサスという貴族から反応があったことも解決した俺は部屋に戻って銃弾の改良に取り組む
(・・・まったく、体内に残る銃弾のカスの事を考えて無かったな…)
そうして俺はレベルアップした「創造士」のスキルで今度は銃弾のカスが残らないように改造していく
(・・・少し銃の使用を控えたほうがいいかもしれんな…)
そうして俺は表にバレても問題ないような武器を創る
(殺す気はないからな、、スタンガンの様なもので事足りるだろう)
そうして俺は雷魔法の威力を下げる装置を作る
(これは腕に巻きつけるだけで良いだろう、これだけでも3分の2に抑える力はあるはずだ)
通常、雷魔法の威力は多少地面を削り、時たま火がそこから出るぐらいの威力だがこれをつけることで気絶するぐらいの電気ショックを与えられるようになる
(・・・そういえば雷魔法を湖で撃ったら魚が浮かんでくるかな…?)
そんな事を考えつつ完成した装置を右腕に着けて完成とする
「・・・よし、見た目にも問題なし、ただ威力は微調整が必須だからそこは追々やっていくしかないな…」
完成した装置に満足しつつ外を見る
(まだ夕暮れぐらいか、、夜の街に出てみるのも良いかもしれないな…)
そう決めた俺はしばらくは王城で過ごして夜になったら街に出かけることを決める
「zzzzzzzz〜はっ!」
いつの間にか寝てしまった俺は速やかに外を見る
「おぉ〜今まで夜の街を見たことは無かったけどなかなか綺麗なもんだな…」
早速一般街に駆け出そうとしたとき…
「どこに行くんだい?」
「げぇっ!?き、教官!?」
「「げぇっ」ってなんだい、それよりも街に出る気かい?」
「・・そうだとしたら?」
「私の分も奢れ!」
「なんでだよ!自分で払えよ!」
「うるさいねぇ、誰が魔法のあれやこれやを教えてやったと思ってんだい?」
「・・・まぁいいですけども食いすぎないでくださいよ?」
「あっはっはっ!それは気分次第だねぇ!」
(不安だ、食い過ぎで金が払えなくなると思うほど不安なことは無い…)
「まぁ心配するな、飲み大会でもやってなけりゃあんまり飲まないよ」
「そういう時に限ってやってるんですよ!」
「まぁ善処するよ、それよりもさっさと行くぞ!弟子の金で飲み食いするほどうまいものはない!」
(おい!この人今なんて言った!)
「うわっ!急に手を引っ張らないでくださいよ!」
「あっはっはっ!」
(もうこの人すでに酔っ払ってないか?)
そうして俺の街にでる計画は全て教官の手によって崩壊したのだった




