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変わり者の異世界冒険記  作者: 白山なろう
第2章 侵攻編
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第44話 休み

「あぁぁぁぁぁ〜」


俺は今、貴族達や令嬢達を振り切って部屋で休んでいたのだった


(持ってて良かったな、、隠蔽スキル…)


「しっかしあの艦長め、、、絶対に許さんぞ、、、」


そう誓いつつ眠気が突然襲ってきてそのまま眠ってしまいそうになる


「・・・チッ・・・」


「んん?なんか今舌打ちが聞こえたぞ、、、まさか!?」


そう思い「探索者」を使う


(・・・・これか?)


そこには複数の反応が秘密通路らしきものの中にあった


(艦長が言ってた寝るときも気を付けろってこれのことだったか?、、、いや、まぁ夜という時点で少し察しはついていたんだが…)


そうして俺は秘密通路から自分の部屋に繋がるルートを潰す


(・・・・まぁこれでいいだろう、まさかこれを魔法無しで突破できる人はいないだろう…)


そうして創ったのは魔法でしか壊せず、道具で突破しようとする人には電気ショックを与える鉄柵だった、そして王城内での魔法使用は厳禁である、したがって魔法なしで開けることを余儀なくされるが、先程言ったとおり電気ショックを与えるので突破は実質不可能だった


(ふい〜、眠いからさっさと寝るか…)


そうして俺は眠りにつく


「チュンチュンチュン!!」


「・・・あの鳥公の存在を忘れていたな…」


一年前に鳥公に殺意を覚えた事を思い出しつつ起きる


(さて、、あの網を突破した人はいるかな…?)


もう一度「探索者」で探していく


(んん?なんか一人網の前で倒れてるな、、たぶん無理やり突破しようとしてそのまま気絶しちゃったかな?)


そうして様子を見に行くと、やはり人が倒れていて手元がバチバチ言っていた


(あーらら、無理に行こうとするからそうなるんだぞ、、、んん?この人…)


よくよく見てみるとそこにいたのは…


「なんであの姫様がここにいるんだよ!?」


「んんぅ?」


(はっ、、まずい、このままでは王城中が大混乱になってしまう!)


それすなわち自分の休みが削れてしまう事を考えた俺は速やかに姫を部屋に戻すことに決めた


(えーと、姫様の部屋は〜、、ここか!)


そうして姫様を担いで急いで行く


「自分のスキルを信じるとここな訳なんだが、、、」


そうして微妙な隙間から扉の様なものをこじ開けて姫様を部屋のベットに寝かせる


(ふぅ、、、びっくりさせやがって、、)


そうして今度は逆ルートで部屋に戻る


「あぁぁぁぁぁ〜なんか昨日よりも疲れた…」


バタン!「入るぞ!」


そうして入ってきたのは


「きょ、教官、なぜここに?」


「何って、昨日来たことを私に知らせずただで済むとでも?」


「イヤーキノウハタイヘンデツタエルノモワスレテシマイマシタ」


「はぁ、、まぁいい、それよりも訓練だ!さっさと行くぞ!」


「嫌だあぁぁぁぁぁ!俺には休みはないんですか!」


「無い!」


「即答すんな!」


「いいか、お前は昨日から貴族共に目をつけられている、訓練することによってお前を守るんだよ」


「む、むむぅ」


「それに訓練することで魔力もつくぞ!」


「それが一番だろ!」


「つべこべ言うな!行くぞ!」


「うわぁぁぁぁ!俺の休み〜!」










「・・・・それで?我が娘は部屋に入ることに失敗したのか?」


「はい、左様で、、」


「ふん、たかが勇者一人の部屋に入ることすら出来んようではな…」


「ですが特殊な網で入れなかったそうなのですが…」


「なんだ?」


「姫様が言われるには確かに網の前で気絶したはずなのにいつの間にか部屋に戻っていたと…」


「ほう、、それでは何だ?勇者が娘を部屋に戻したということか?」


「はい、、おそらくはそうでしょうな、ただ証拠がございません…」


「まぁいい、今はまだ時期尚早だ、焦らずとも機会は必ずやってくる」


「はい、ところで勇者様はあと3日ほどここに滞在するそうです」


「・・・・・・・それでは姫と勇者の接点を持たせる策を考えろ、できれば勇者の職業を持つ者とが良かったが、この際選り好みはしておられん、勇者ならば誰でも良い、必ずや我が娘を…」


「はっ、では策定に入ります、少々お待ちください」


こうして大人達による企みが俺を襲うことになるのだった


明日の投稿を高確率でお休みさせていただきます、もし休んだ場合明後日に2本投稿されます

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