第31話 奇襲
ガラガラガラガラ、オルドランド補給基地を奪取してからは今まで通りたいした攻撃もなく俺達は進んでいた
(ちょくちょく攻撃も来るけどそこらへんのゴブリンの少数部隊ばっかだし、特にこれといった攻撃もないな、、なんかデジャヴを感じる…)
「隊長!少々我々は突出しています、進撃速度を緩めてください!」
「あぁ、わかったそれじゃあ馬を休ませることにしよう、そろそろ限界のはずだ」
「了解しました!各車に伝達します!」
〜6時間後〜
「よし!そろそろ前進を再開する!各車所定の位置について前進しろ!」
そうして馬に休憩を与えてまた進み始める、なぜここまで急ぐのかというと、この反抗作戦の最終目標地点であるメヌテスカ川まであと数百キロというところまで来ていたからであった
ガラガラガラガラ、バキン!
「どうした!」
「先頭車が穴にハマりました!車輪が破損して前進不可能です!」
「急いで馬車を穴から出せ!」
(・・・やはりそうかんたんには進ませてくれないか、、、)
「ッ!これは落とし穴です!先頭車の前方に落とし穴が広がっています!」
「なにぃ!?各車急いで後退しろ!」
「報告します!敵の接近を感知!数およそ4000、前方と両翼から来ます!ッ!速さが尋常じゃありません!すぐに会敵します!」
「しまった!、、各車そのまま後退を続けろ!ハマった馬車は放棄していい!急いでここから退避しろ!」
(ん〜、確かに速いな、このままだと包囲されてしまうな、、、しょうがない、場合によってはアレを使うか、、、)
ドドドドドド!そんな音が鳴り響く
「しょうがない、非戦闘員以外は全員降車!戦闘隊形に移れ!」
「「はっ!」」
そうして感知してから20秒と経たずして敵が現れる
「・・・・・・・」
(いや、なんか言えよ!)
そうして現れたのはケンタウロスと呼ばれる下半身が馬、上半身が人の魔物の群れだった、、人の顔があるので喋れる筈なのだが何故か無言である
(まぁ喋っても喋らなくてもいいか、、、)
「ッ!勇者様!危険です下がってください!」
「ここは俺が殺るからお前らは退路を確保しておいてくれ」
「しかし!」
「まぁここは任せろ、まだ死ぬつもりは毛頭ない」
「・・・ではおまかせします、退路はおまかせください」
そうして服の中にあるホルスターから二丁の銃を取り出して引き金を引く
パスッ、パスッ
(サプレッサーもいい感じに効果が出てるな)
まず一丁の弾を打ち切ってから「演芸士」のスキルであるマジシャンを使って素早くリロードする、その間に二丁目の銃を使う、この繰り返しである
パスッ、パスッ
(今はいい感じに捌けてるな、、確か両方からも来てるんだっけ)
両翼からくるケンタウロスは林のおかげで正面から来るより少し遅れているようだった
(・・・あれだけ創った弾がもうこれだけしかないか、、)
パスッ、パスッ、カチッ
「おっと、もう弾切れか」
仕方なく一丁をしまって、「創造士」に戻して片手で撃ち、片手で弾を製造する
(うーん、やっぱり二丁ないとスピードが遅いな、、)
幸いだったのは相手が何も考えずにただ突っ込んで来てくれたことだった
(案外こいつらアホなのか?目の前で仲間が死んでいくなら進むにしても進路を変えて進んでくるとかあると思うんだがな…)
そうしていると一つの馬車が近づいてくる
「勇者様!退路の確保が完了いたしました!急いで乗ってください!」
「あぁ、、」(ふぅ、やっときたか)
あらかた正面を掃討した俺は馬車に乗って逃げる
「・・・まだ来るのか…」
ドドドトドド!林の両脇からケンタウロスが次々と出てくる
「ッ!駄目です!追いつかれます!」
(弾がもったいないし、あれをやるか)
「魔道士」の気質を使って魔力を使える量と魔力量を底上げする
(3、、、2、、、1、、、今だ!)
ザシュザシュッ!「ぐおおおおおお!」
地面から大量の針を高速で出してケンタウロスを串刺しにする
(ふぅ、、お前らやっぱり喋れたのか…)
「た、、助かった、、」「あぁ、勇者様のおかげだ、、、」
「ひとまず、先に撤退した本体が向かった先はどこなんだ?」
「ここから数十キロ先のところまで撤退しているようです」
「わかった、向かってくれ」
(しっかし、今までコツコツ創ってきた弾がもうなくなったな、、)
一年もあれば大量に創れてると思うかもしれないが、弾っていうのはかなりの微調整がいるもので、少しでも大きくても小さくても駄目だったので、ようやく完璧に創れだしたのは数ヶ月前だった
(もうちょっと訓練がいるな、、たまにリロード失敗しそうになるな…)
今回はたまたま運が良かったが、いつもの調子だと10回に一回の確率でリロード失敗するということもあったのだった
(まぁ、なんにせよ生き残ったのには違いない)
そう思いつつ、撤退した味方の方に進んていくのだった
ブックマークが昨日4件も付けてもらい、アクセス数も100を超えておりました、一体何があったというのだ…




