第90話 落ち着け
(周りの家の明かりがついてるのにお構いなしに襲ってくるのか…)
俺は今見るからにチンピラっぽい男達に襲われており、その対処をしていた
「まぁ急所以外なら攻撃してもいいだろ…」
パスッ!パスッ!パスッ! 殺傷力を落としたゴム弾を飛びかかってくる男達に撃つ
「あだっ!?」「ぐおっ!?」
次にゴム弾が着弾した反動で無防備な足が前に来るので、そこを刀で一気に切る
ザシュッ!「ぐわあっ!足がぁっ…!」「痛えぇっ!」
(その痛み以上にお前らが襲った人は体験してると思うがな…)
バタッ!バタッ!
「何なんだお前…!?」
「そう言いたいのはこっち何だがな…」
目の前で仲間が5人以上が一斉に倒されたショックなのか男は足が震えながらも少しずつ後ずさりしていく
「くっ、覚えとけよ!」
「逃がすかっ、、ッ!?」カチャッ…
男が逃走しようとするので銃を向けようとした時、腕に電撃の様なものが走って銃を落としてしまう
「だ、大丈夫ですか…?」
「大丈夫そうに見えるなら俺は大丈夫なんだろうな…」
「ご、ごめんなさい…」
(肝心な時にあの現象が出るなんてツイてないな…)
男はもう角を曲がって逃げており、もう追えなくなってしまったので諦める
「それよりも何があったんですか?急に物を落とすなんて…」
「言ってなかったか?話せば長くなるが…」
「ひ、ひとまず帰りましょう、話はそれからで…」
何故か動揺しながなら彼女が喋るので体に何か付いてるのかと探ってみると顔などに男達の血が顔にかかっていた
「あぁそうだ、ここの治安部隊って何処にいる?」
「えっと、、確か大通りの終点に詰所が…」
「じゃあ適当にコイツら引っ張ってそこに突き出してから帰ろう」
「はい…」
そうして俺は足を切り落とした男達を担げるだけ担いでなんとか詰所まで送る
「えっと、、この男達を何処で倒したんだい?」
「そこの裏路地辺りですが何か?」
「あそこら辺は人攫いとかの事件が多いんだ、今回は少数だから助かったと思うけど奴らは本気になれば50人ぐらいは軽く用意してくるから気をつけなさい」
「忠告どうも、にしてもなんで張り込みとかしないんだ?」
「ここの隊長が怠け気味でね、出動の許可を出してくれないんだよ」
「あぁそうなんだ、とんでもない上司の元で働いてるな」(通りで巡回の人とかを見かけないわけだよ…)
「ハハハ…」
引き渡しも終えた俺はようやくシャリーの家に帰る
「ふぅ、、にしてもお前狙われ過ぎじゃね?この前は貴族様ときて今度は人攫い、んで今度は誰が狙ってくるんだ?」
「そ、そんなこと言われても…」
「まぁそれだけお前が有能か美人なんだろ、気をしっかり保て」
「あわ、あわわ…」
励まそうとすると更に取り乱して前が見えてないのか何度か机にぶつかりそうになったりする彼女を俺は心の奥で少し楽しむ
(全く、、どれだけ笑わせたら気が済むんだ…)
〜今に戻る〜
「うーん、シャリーの腕を疑ってはいないが、、心配だな…」
幼い頃からずっと両親の酒造りを見てきた彼女で酒造りの事に関しては負けなしだと思うが、一抹の不安が何処かに残る
(考えててもしょうがない、もう寝よう…)
〜朝〜
バタン!「た、大変です!」
「うがァァァッ!朝っぱらから何だ!、今度はシャリーが奴隷商人にでも狙われたか!?ってマナカかと思ったらシャリーか…」
「えっと、、この前審査員が不正で審査員枠から降ろされたじゃないですか」
「ん?あぁそうだな、それで?」
「あまりの審査員枠に、、王様が来るらしいんです…!」
「・・・は?」
「だから、おおっ!王様が来るんですよ!」
「なんでまた王様が来るんだよ…」(公務とか戦争の計画とかどうしたんだよ…)
「ど、どどどっ、どうしましょう!?」
「落ち着け!今日はもうコンテスト当日だ、そのまま行け」
「だ、だって!変なもの出したら死刑にされるかも…!!」
「流石にそれはねぇよ」
「で、ですよね〜、アハハ…」
そうしてついにコンテストが始まるのであった…
もう90話だというのにまだまだ先は長そうです…




