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変わり者の異世界冒険記  作者: 白山なろう
第5章 帰還編
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第81話 原因究明

今日は年末ということで2作品合わせて6本投稿になります

俺は今、故障で動かなくなっている歯車を直そうとしていた…


ガキン! 俺はおもむろに取り付けられてある歯車を取り外す


「ちょっと!何やってるんですか!」


「まぁ見てろ」


そうして俺は屋根においた歯車と全く同じ歯車を創ろうとするが…


(・・まだまだ大きい物を創るのには時間がかかるな…)


かなりスピードはゆっくりだが、少しづつ形が出来上がっていく


「す、凄い、、こんなの始めてみました…」


「これでも制限がある方だ、全力ならこれぐらいは一瞬で出来上がるんだが…」


魔王軍のスパイに謎の装置を埋め込まれて力が出せないとは言えず、俺は黙る


「何があったのかは知りませんけど、、それでも凄いですよ!」


「そうか…」


        〜8分後〜


「よしっ、これで完成だ」


そうして俺の目の前には同じ形でも新品の歯車とボロボロの歯車が2つ並んでいた


「これをさっきの場所に付けたらいいんですか?」


「あぁ、ただ原因は他にあるからその歯車を新品にしても駄目だ、ただかなりガタが来ていたからな」


そう言うが彼女は気にも止めず、元々歯車があった場所の前に行き、恐る恐る俺が創った歯車を付ける


「・・・お願い!」カチッ!


「おおっ!ハマった!」


「だからちゃんとハマるよ、、ってホントによくこれで動いたな…」


長らく野ざらしだったせいか至るところは錆びており、あちらこちら欠けたりヒビが入っていた


「修理屋のおじちゃんが数年前に他界しちゃって…」


「あぁなるほど、、でもその人しかいなかったのかい?」


「はい、、他の人には見向きもしてもらえなくて…」


(よくそれで生きていけたな…)


そうして俺は取り外せるだけの歯車を交換して今度は二階の動力室とやらに案内してもらう


ギィィィッ、、、ギィィィッ…


「ゲホゲホッ!、なんだここ!?ホコリまみれじゃないか!?」


「これは流石に僕でもちょっと…」


「あははは…」


それでもなんとか部屋を見渡して中にあるものを見る


「アレか?」


「えぇ、かなり前の物ですけどまだまだ動くんですよ!」


そこにあったのは部屋の60%ほどを占める大きさの発電機っぽい見た目の機械があった、無論所々錆びたりしている


「ちょっと動かしたり出来るか?」


「えぇ、ちょっと待ってください…」


そう言うと彼女は機械の前に立ち、様々なレバー等を動かす、すると…


ガガカッ!!グィィィィン!


(うるさっ!?黒板を爪で掻いた様な音がするぞ…)


そんな騒音の中でも彼女は何事も無いように部屋を動き回る


「うーん、どこがおかしいのかな〜?」


「あの〜えっと…」


「あっ、自己紹介がまだでしたね!私は…」


「待て待て!この音の中で自己紹介しても五月蝿くて聞こえんだけだ!部屋の外出るぞ!」


そうして俺達は部屋から出る


「・・あれ?あの騒音で外には音が漏れないんだな」


「それはあの部屋に大量の防音材を入れた壁をぶ厚く作ってあるからですね!」


「なるほど…」


「って!自己紹介!」


そうマナカに言われ、しばらく黙っていると彼女が先に口を開く


「コホン!、、えーと、私はベルマニア・シャリア、気軽にシャリーとでも呼んでください!」


「僕はタカマナサ・マナカ、マナカって呼んでください!」


「俺は白石裕也、護衛クエストなのに何故かここまで付き合ってる変わってる冒険者だとでも、、呼び方は自由で良い…」


「シライシ・ユウヤなんて変わった名前ですね?」


「あっ、それは僕も少しはそう思いましたけどどこの国の出身なんですか?」


「あ~、、まぁ遠くの国だとでも思ってくれ」(日本なんてこの世界には無いしな…)


「へ〜、そういえばそんな感じの名前昔の時に両親から聞いたことありますよ〜」


「いや、それは後で話そう、とりあえず今は今の問題を解決するべきだ」


「そうですよ!終わってからじっくり話し合いましょう!」


指示はしていないがマナカのフォローもあり、俺達はさっきの部屋に戻る


(うん、やっぱり五月蝿過ぎるなこれ)


「この騒音どうにかならないのか!」


「こればっかりはこういう仕様だと割り切るしかないんですよー!」


「マナカ!とりあえず上行って歯車がどうなってるか見てきてくれないか!」


「分かりました!行ってきます!」


騒音の中で話す為に大声で会話するが、それでもあまり聞き取りやすいとは言えなかった


「とりあえずマナカが戻ってきたら止めてくれ!、中を点検したい!」


「分かりました!」


そうして数分待つと、マナカが戻ってくる


「お待たせしました!歯車は動いていません!」


「分かった!一旦止めてくれ!」


ギギギギィィィィ…


「ふう、、いやー五月蝿かったなぁ…」


「そうですか?私は慣れちゃいましたけど…」


「そりゃあそうだろ、、それでこの機械の中への入り口ってあるか?」


「あっ、一階から穴を通ってそこから見れますよ」


「はぁ、、まぁいい、とりあえず案内してくれ…」


そうして俺は一階に連れられて先程の部屋の少し手前の位置にある部屋に案内される


「えーっと、、あっ!あれです!」


「アレか、、なんかめちゃくちゃ狭くないか…?」 


そこに見えたのは天井にある小さな四角形の穴だった


「一応これでも余裕を持った設計だって両親から聞きましたけど…」


「マジか、、まぁ人一人ぐらいなら入るか…」


そうして俺はその穴の中に入っていく


「よいしょっと、、、想定はしていたけど真っ暗だな…」


「あっ!これ持っていってください!」


そうして彼女からランプが手渡される


「おお、これは良いな」


先程よりも先が見えるようになり、周りも十分に照らさせる


(ここもホコリまみれだが、、しょうがないか…)


そして目的の機械にまで俺はたどり着く


コトッ 「うわっ、殆どホコリ被ってるな…」


「どうですか〜?」


「どうにもホコリまみれだ、ん?あれは…」


俺はとあるものを見つけて少し触れてみる


ポロポロ…


(これは、、動力を伝えるシャフトだな、、それにヒビが入ってる…)


俺は試しに回してみようとするが全く動かない


「おーい、一回これを動かしてくれ」


「大丈夫ですか?内部はかなり熱くなりますが…」


「大丈夫だ、とにかく動かしてくれ」


そうしてしばらくすると中の歯車等が動き始め、次第に中も熱くなっていく、だが俺は周囲に熱遮蔽の結界を張って伝わってくる熱を遮断する


(うーん、こりゃ完全に折れて回ってないな…)


長年交換しなかったせいかシャフトが完全に折れて使い物にならなかったせいで上手く動力が伝わらず、動かなかったのが原因の様だった


「おーい、機械を止めてくれー!」


数秒後、機械が止まる


「何か分かりましたか!?」


「あぁ!動力を伝えるシャフトが折れてる、これじゃ使い物にならん!」


「なんとか出来ますか?」


「あぁ、ちょっと待ってくれ!」


そうして俺は故障の原因を治すのであった…


1・2本目はそれぞれ19時、20時に、3本目は24時に投稿します

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