ごくありふれた日常で
こんなバカげてる王道ファンタジーを書きたくて投稿しました。
更新はだいたい週1で行いたいと思います。
よろしくお願いします
ここはごくありふれた小さな村 名前は開拓者のリーダーの名前をあやかってフリッツ村と呼ばれている。現在このフリッツ村のある王国クローノワール国は魔王軍の進攻に脅かされている。だがそんな大事が起きているというのにこの村はのどかで人々はいつものように日常を過ごしている。
この村に若者がいた彼は村が好きだった。このありふれた日常を満喫していた。彼はいつものように森に入り巻き割り用の木を切っていた。彼は一息つこうと弁当を取り出し食べようとしていたとき、茂みからガサガサと物音が聞こえた。こんなの森にいる生物と言ったらちくわ犬くらいだろう。ちくわ犬とはその名の通り腹部がちくわでできているための呼称である。こんなモンスターにやられるのはせいぜいカメムシくらいなもんだろう。彼もちくわ犬だと思っていたがどうやら茂みからの物音がいつもと違う。気になって近づくくとそこに瀕死の人間が今にもこと切れようとしていた。彼はその男に駆け寄り介抱しようとしたがもう手遅れのようだった。そして今にも死にそうな男は残りの力振り絞るように彼にこう言った。
「俺はいわゆる勇者ってやつでな、魔王軍に重傷を負わされてこの森に逃げ込んだのだが、ちくわ犬に追い打ちをかけられてこの様さ、、、、、」
いやちくわ犬相当弱いんですけどあんた本当に勇者なんですか?とつっこみを入れたくなったそこは我慢して男の話に耳を傾けた。
「もう俺は助からない、、行き倒れの縁ってやつで勇者になってほしい。君ならできる」
いや いきなり言われてもと小言言いたくなったが死にかけの人間の頼みだから一応返事をしてみた。
(どうせ このやり取りをだれも聞いていないだろうしね)
男は彼にぼろぼろの剣を渡した。
「これが勇者の証 その名も勇者ソードだ、、これを君に託す、、、ではお疲れ様です、、、、。」
そう言って男はこと切れた、、(なにがお疲れ様ですだ、、それになに勇者ソードってネーミング)
やはり突っ込みたくたくなってが、それでも男の埋葬でもしてやろと穴を掘っていたら茂みからまたちくわ犬ではない物音が聞こえて再びそっちを見てみると、そこにはガイコツが立っていた。
まさかのモンスター襲来かと彼は逃げ出そうとしたらガイコツが「ががががががいこのわたしがいこのよ、、、ろし、、く」と言ってきた。
その時天の声から「ガイコツが仲間に加わった。!!」と軽快な音とともに響き渡った。
(なんだ それは)と再び心の中で突っ込んだが、どうやらガイコツになつかれてしまったらしい。だが彼は我に返り勇者の埋葬を済ませとりあえずアイスの棒に勇者と書いて男が眠る土くれにさして帰路に就こうとした。だが問題があった。ガイコツがついてくるのだ。しかも無駄に主人をかばうようにちくわ犬に攻撃しながら、、、、、、。
こんなことでは村に帰れば白い目で見られること間違いない。
落胆しながら村に帰ると、村の様子が違っていた。ほぼ村の中心の広場に人が群がっていた。
そこには村ではまずお目にかかることがない馬車と従者らしき人がいた。
従者は彼を見つけるなり「よく戻られました 新しい勇者様 国王が待っています。さあどうど馬車に乗ってください。
こうして村人たる彼とガイコツは王都に向かうのであった。
こんなへんてこな作品ですが愛してくれる人がいたら感謝です