同じ展開も3度までの時間
ゴールデンウィークと言うのはいいですなぁー
毎日ゴロゴロ…ってしてられないんですが…
ま、そんな中でもゴロゴロしてる人の為の小説です。どうぞ!
「はーい、席に着けー。テスト配るぞー」
席に着いてギリギリまで教科書を熟読する人と立ち歩いて互いに問題を出し合っていた人たちが黙々とテストの準備をする。
マストはどちらのタイプでもなかった。ただ準備をし始まるまでを寝て待っていた。
ーまたこの時間かぁ〜
➖ほんとにテスト勉強しないんだな…
ーしなくても化学なんてスイヘーリーベー…なんたらなんたらなんたら…ほら!覚えるだけだから余裕だ。。。
➖すごいすごい。
モモキのとても冷たく気の利いた大きな一撃でマストは机にうつむきノックダウン。
そしてテストが配られる。ざっくり見た感じ解き終わる頃はテスト終了10分前くらいと行ったところか。
〜キーンコーンカーンコーン〜
「では、はじめ。」
響き渡るチャイムで一斉にペンを紙に向ける。
ー今回のは意外に解けるかもしれないなぁ
➖お、珍しいな。今日は雷でも落ちるんじゃねぇーか?
ーお前は俺を舐めすぎだって、、、
無理もない。モモキは何回も見てきた上で感想を述べている。
ーそれにしても文章問題がやたらと多い。間に合うか心配だ…
それからペンの音だけが響く時間が長く続いた。そして一向にテストが終わる気配がないマスト。
➖まだかー?私は疲れたぞー。
ー今文章読んでんだよ、静かにしとけよ。。えっと、、これがあーなって、それがそーで….
モモキが退屈そうにマストを待って針がちょうどテスト終了20分前を指した頃。
ーやべっ、、なんか集中力が切れてきた…
マストは背中から気が抜けていく感覚に襲われる。見る文字が霞んでいき、目の前には光があるがはっきりと捉えられない。
➖あ、言うの忘れてた。。。
ーモモキ、おい、それって。。。
気が完全に抜け意識がもうろうとする。
何分くらいたったのだろうか。徐々に感覚を取り戻してきてそんなことを考える余裕が出てきた。やがてその余裕は焦りに変わりパッと目を覚ます。
ーテストは?!
マストが机の上を騒ぎ見る。しかしそこには何もなかった。そして察した。
「モモキー説明してくれー。転移したんだよな??」
『はいはーい。よくわかったな』
マストはこういった設定や状況把握の能力は人一倍ある。何故なら彼もまたメタメタの実の能力者だからだ。その点、今回はモモキも助かっている。
「てか、さっき何か『忘れてた』って言ってたよな??」
マストが気を失う直前、モモキは何かを思い出したかのように言っていた。
『あ、それは…テヘッ…』
ーか、可愛い。。。
モモキのあざとい仕草がマストの胸を射る。
『そこは突っ込んで欲しかったんだけど…』
「あ、わりぃ、レアなもんだからなw」
モモキは頬を真っ赤にしうつむく。
『はい。もうこの話は終わりだ。さっきの話に戻ろう。』
まだ顔は少し赤いが表情を戻し手をパンと終止符を打つ。
『実はここに入る時間が決まったんだ。』
「すまん、理解ができん…てか、モモキって言葉足らずだよな」
『悪気はないんだけど作者が文字稼ぎをしたいからってわざと後で説明させる作戦らしいんだ。』
「またあのクソ野郎か、、、うっ」
マストは危うい発言をした後、どこからか鋭い殺気を感じ口を慌てて塞ぐ。
それを見たモモキは落ち着いて話題を戻す。
『ま、まぁ本題に戻るけど、前まではプレイヤーの意思でこっちの世界に入るんだけど、前回から本当の世界でテスト終了20分前になると強制的にこっちの世界に転移されるんだ。』
「それって結構ってか、とても重要だよね?!」
モモキが伝えていなかったこのゲームの新たな仕様。それはテスト時間残り20分になると強制的にこの世界に転移させられるという事だ。なお、その時間以内に転移することは可能である。つまるところ、プレイヤー6人は最低でも20分。こちらの世界で80分はゲームに強制参加させられる。
しかし、新たな疑問点が浮かび上がる。
「じゃあ、テストはどーなるんだ?」
「その点は前にも行ったと思うけど、現実世界のプレイヤーは無意識の行動、つまりはその人が取るべき当然の行動を取る。だからテストは解いてると思うぞ。マストは解いてるか分からないけどなw」
「言葉足らずで一言余計ってプラマイ0なのか、、、」
とりあえずで状況を完全に把握したマストは気を引き締める。どんな状況であれ、ゲームが始まっていることには変わりがない。
「今、ほかの動きあるか??」
『いや、特には感じられないな。』
「なら作戦を立てるなら今のうちだな」
そう言ってマストが黒板に寄ってチョークを手に取ろうと辺りを探るがチョークが見当たらない。
『小さい物体はここにはないのよ?もちろんチョークもね。』
「あ、そーだったか。なら、、、」
マストは教卓に手をかざし念を込める。そしてそこには白、黄、赤の3本のチョークが転がった。
「よし、これで書けるな」
『ほんとそれには驚かされるけど、無駄遣いが過ぎるぞ。』
「いやいや、作戦を立てるためなら無駄じゃないでしょ。しかも前、橋架けた時も体力が減った感覚もなかったぞ?」
『だとしてもだなぁ…極力その力は使わないようにしろよ?それに私たちは妄想力も感知できるんだからな』
この世界に来た大抵の人間は校舎から校舎に渡り廊下を作ると半分近くの体力を消費する。当然マストのような壮大な妄想力を持った人も指折りいたが、勿論、今までにそんな馬鹿げたものを作る人間もいなかった。
「とりあえず作戦はこうだ。」
そう言ってマストは黒板を指差した。そこには見事に描かれた漫画のようなイラストがあった。その絵の中には作戦とは言えないものもある。そしてコレを短時間で描けたとは思えないほどのものだ。
『マストって絵上手かったか??』
「ま、まぁな…」
そう言って何かを体の後ろに隠したのに気づいたモモキがサッと取り上げる。
「それはっ…」
取り上げて見ると使った跡が見られないチョークが3本だった。
『なるほどな、この絵も妄想か…』
「この方がわかりやすいよな!。。。」
2人ともにこやかに見つめ合いやがて真顔に変わっていく。
『妄想乱用容疑で逮捕するぞ?』
「警察のコスプレ要ります??」
『逮捕です。』
またもにこやかに見つめ合いやがて真顔に変わる。
「すまん悪かった。次からは真面目な話をしましょう。」
『そうしてくれ。。。』
「んでだなコレは…」
マストが仕切り直し絵を指して説明しようとした時、描いた絵が消えた。
そしてにこやかに見つめ合い真顔になる。
『時間が経ったんだな。』
「描き直す…わけにはいかないよな?」
『当たり前だ。そもそもさっきの絵通りにいくわけがないぞ』
「そうだよなぁ。」
『んじゃ、ノープランだなw』
n回目のにこやかに…以下略。
このやり取りをする流れが終わる気配がなく謎の無限ループにハマっている。その事には流石にマストもモモキも気づいている。
「コレは奴がそろそろ展開変えてくるぞ」
『まとめようとしているしな…一応警戒しておくか』
そう言って万が一に備えモモキが武器化し、マストがまたもおしゃれに衣装も変身させる。
やがて教室は静まり返りモモキが敵の動きを感じる。
ガラッ!
「おりゃぁぁぁああ」
いきなり空いたドアから勢いよく奇襲を仕掛けてきたのは剣を持った男だ。
しかし、マストはこの展開はよんでいた。ゆえに相手の一撃を食らう前に相手に槍先を突き刺す。
「はめられたっ!ぐっ!」
体に当たった瞬間男は剣で槍を弾きマストと距離を取ろうとするがマストのリーチは長い。
「はめたんじゃないぞ。展開をよんだんだ!」
そう言ってもう一撃浴びせる。
「ぐぁあ!」
男は追撃を食らった後痛がる素振りを見せる。だが、緊張した状態は変わらない。
ーなぁモモキ?
➖なんだ??
ー痛くはないんだよな?
➖体力が削れるだけなんだけどなぁ
守護者を使った攻撃は相手プレイヤーの体力を削るだけで痛みを感じるのは変なのだ。
ーまた、仕様の伝え忘れじゃねぇよな?!
➖安心しなさい。多分ない!
ー多分って…てことは罠か!?
人間は相手が痛がることを道徳的に不可能である。つまりは痛がる素振りを見せる事によって相手の隙を作ることが出来る。
マストは相手がそのような作戦を使う程の頭脳派と予測し気をもう一度気を引き締め直す。
「痛い、痛いぞ、、、」
「演技はよせよ。」
「ふっふっふ、痛むぞ、痛むぞ!疼きだしてきた!」
さっきまでのか弱い雰囲気とは違い高い声が低い声と変わっていた。
「リミット解放!」
そう男が叫んだ瞬間横に広げた右腕を黒いモヤが覆っている。まるで悪魔のようだそれとは反対に広げる左腕は黄金のオーラに包まれて輝いている。
「なんだコレ?!」
『凄まじい力だ…』
「私は悪魔と天使の生まれ変わり。我が名は《ミカン》!!!」
読んでくださりありがとうございます!
夏までに10万字目指してるんだけど、もっとペースあげないと難しそうだ。でも、クオリティも高くした今日この頃。
P.S.
作業を進める時、「作業用○○」を使うんだけど気分によって変えたり、新しいものを見るために探したり、、、って作業用○○を探す作業の時間長くね?




