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残機多いやつは狙われるの時間

ずっとパジャマでいるのがマイブーム。

太陽の光を浴びると干からびそうだ…


この回の次から新キャラ続々&文章量アップ⤴️


金髪の男が投げた鉄球は流星のごとくヴァルのペアの女のもとへと降り注いぐ。


『こざかしい。』


女は弓を大きく引き、星を迎え撃つ。

そして、放った矢は見事に命中し高い金属音が鳴り響く。鉄球はその後すぐに来た道を辿るように戻る。しかし途中で曲がり空いた教室に飛び込む。金髪の男の姿はない。


『逃げられたか。時間も残り少ない、追うのはよそう』


戦闘に慣れる点では十分に達成している。なら無闇に戦う理由もない。だが…


「私は追うわ。」


女はそう軽く首を振り教室へ歩く。


『なぜだ。理由を述べてみろ。』


ヴァルは冷たく問い立てる。


「相手を見定めるいい機会だわ。それに逃げてった人たちはまだ戦闘を続ける気だし。なら手合わせ願うべきでしょ?」


『ほぉ?なるほどそれなら構わん。』


女の落ち着きぶりには流石のヴァルも驚いた。 ヴァルはこの娘はこのゲームの中で最も賢く判断のできる逸材だ、と思ったその時「それに…」と女が言葉を続けた。


「作者が《校庭で激しく動く5人の影》みたいな発言を何ページか前の話でしてたから行かざるを得ないのよ。」


➖まさかのメタ発言っ!?


教室に入り落ち着いた口調で淡々とメタい発言に思わず突っ込みたくなったがヴァルもキャラをぶらさないよう心の中で叫ぶ。

しかし、ヴァルはそこから疑問点が上がる。


『ちょっと待て、5人っていうことは私、シル、サグ、ルル、後1人は誰だ??』


「あそこにいるわ」


そう言って空いた窓から外を見ると攻防を繰り広げる男達の中に緑の真っすぐな線が光る鋭い剣を持った男が増えていた。


『なんでサヤが増えてんだ?!』


「問題は解決?なら行くわよ」


そう言って窓の外へ飛び出して争いの真ん中に矢を放つ。そして男達はその矢を中心として退ける。


「またメンバーが増えたか、、、てか、さっきから気になってたんだけどお前誰だよ!」


槍先を剣を持った男に向けつっこむのはマストである。


「僕だってよくわかりませんよ!なんかこの人が勝手に連れてきたんですっ!」


「この人」っともう一度見せつけるのは立派な剣だった。サヤだ。


『なんでまた戦い嫌いなサヤが連れてきたんだ?』


そう稲妻を走らすサグが問う。


『…』


『ちっ、そうだった。話になんねぇーじゃねぇか』


しかし、剣を持った男が何かに気づいたようだった。


「今さっき頭の中に小さな声で喋ったんですが『作者が登場させるのを忘れてたから無理やりにでも登場させないといけなかったの…』って…」


「あの作者どんなけサボれば気がすむんだよ!?なんでもメタ発言させておけばいいと思うなよ!」


あまりにもデジャヴなメタ発言と作者の手抜き加減に不満が爆発したマストは天に向かって叫ぶ。すると剣が男の意思に逆らいひとりでにマストを襲う。


「おいおい、不意打ちなんて男らしくないぞ」


間一髪のところで攻撃を防いだマストが男に男のあり方を知りもしないのに説く。


「違うんです!この人がひとりでに…」


そしてまた男はサヤの声を聞く。


「なんか、『あいつはタブーに触れた、罰せよってお告げが聞こえた。』…って。」


➖これって例のやつよね?


ーあぁ、この世界の絶対的ルールだ。


マストが触れたタブー。それはこの世界(物語)における禁止事項。作者への批判だ。

そして剣の力が緩む。許しを得たのだ。マストは槍を軽く振り剣をなぎ払う。


「ま、まぁ作者さんの想像していたセッティングはできたみたいだし、戦いの方を再開しましょうか…」


マストが言葉を改め雰囲気を戻す。


『そうだな。しかし時間も後1分と言ったところだが、、ちょうど全員揃ったみたいだ』


ーん?全員??


全員揃うにはキルトが揃っていない気がするが…とマストが考えていると、プスンッという耳を指す音とともに目で追うことができない速さで何かが視界を横切る。


「あ、、、」


必死に追ってみて起動が変わったのはヒョロ眼鏡のところだった。

またまた相手の攻撃が当たったヒョロ眼鏡だが、やはり体力が削られた気配はない。


『相棒はよく当たるなぁ〜』


「なんで僕ばっかり〜…」


➖あれはキルトね


ーキルトってあの呑気そうな??


そう言って打たれた方、校舎の屋上を見るとスナイパーライフルを構えた女がいた。


ー以外にかっこいい武器なんだな


『今回はここまでとしようじゃないか』


そうヴァルが武器化を解いて言った。それに合わせてモモキ、ルル、サグ、サヤ、そして屋上でもキルトが続いて武器化を解く。


『ここまでは予行練習みたいなもんよね』


『そうだ。次から手加減はいらん。全力で戦え。また次の時間で…』


ヴァルが最後言い切れずにマストら6人は現実世界へと返された。目の前には空白が目立つ解答用紙。そしてまたチャイムが鳴り響く。


〜キーンコーンカーンコーン〜


次の時間は明日、1時間だけのテスト《化学》の時間だ。

読んでくださりありがとうございます!


前書きでもお伝えしたように文章量アップします!その代わりに投稿ペースが遅くなるかもだけど…


P.S.

今朝、ガムが切れた。爽やかミント味だった。次からはグレープフルーツ味だ。グレープフルーツ嫌いなのに…

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