表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/47

名前がないと文章長くなるの時間

いやーこんなに早く上げる気になるとは思ってなかったですわー(╹◡╹)


まぁ早く上げるにこしたことはない。


それではどうぞ…



戦国時代に生まれたかった。別に自殺願望があるわけじゃ無い。君主のため、自分の武士道を通す。そんな侍に憧れがあったからだ。そして何よりかっこいい。そんな思いはここに来て一層に強くなった。


「いざ参らん!」


脅威むき出しで風を切るように駆け出した。


➖マスト!しゃがんで!!


「んっ!」


モモキがヒョロ眼鏡に向かって襲いかかろうと走り出したマストの脳に叫ぶ。マストはモモキの意思を聴くと慌てて前に飛び込み回転受け身を取る。その上すれすれを棘が生えた痛々しい赤のラインが目立った鎖に繋がれた鉄球がすごい速さで通過する。そしてその鉄球は勢いが衰える事なくヒョロ眼鏡に向かって一直線だ。


➖相棒、俺であれを打ってみろ!


ーえぇぇ!むりだよぉ!


➖死にてぇのか!とりあえず打てるイメージをするんだ!絶対に打てる!!


「んーどうにでもなれ!!」


消化器ほどの大きさの金槌でバレーボールほどの鉄球を打てるとは受け身をとってヒョロ眼鏡を見るマストには思えなかった。だが、やらない事には必ず鉄球を受けてしまう。ヒョロ眼鏡は涙目を瞑り女の子のドッチボールの投げ方のように斜めに力強く金槌を振り下ろした。


「当たれーー!」


その瞬間金槌が稲妻を激しく走らせみるみると廊下空間の最大限まで大きくなり勢いが衰えない鉄球に降りかかる。

"ガゴォォオン"と大きな音が上がった。そして鉄球はさっきの倍ほどの威力で弾かれ真っ直ぐに向かってきた方向に、そしてマストの上を再び走り、北側の端の壁に大きな鈍い音が響き渡った。しかし、壁に傷などはない。どうやらこの世界にある現実の物は壊れないようだ。


「何が起こったのか収集できねぇ…」


マストは素早く立ち上がり再び戦闘体制へと立て直す。


『あの鉄球はルルね。。。』


モモキがそう呟くとマストは鉄球が飛んできた方向に目をやると金髪の仮面を被り指に赤い宝石の指輪をした男子生徒。よく見ると転がった鉄球の鎖は男が持っている棒のようなものに繋がっている。


ーあの武器ってアレだよな?アレアレ。グッドモーニングみたいなやつ…


➖そうだなアレだ。


ーせめて答え教えてくんねぇか?!


モーニングスター。強力な打撃武器であり日本語では朝星棒ちょうせいぼうと言い、球状の頭部に棘が複数あるものを指す星球が由来とされている。

この武器で一撃を食らおうものならどれだけの体力をもっていかれるか計り知れない。それを打ち返したヒョロ眼鏡の使う金槌も同様だ。


➖そうモーニングスターだ。


ーだから自分の口で説明しようね?!


「あーあ、もう少しで当てれるところだったのに。」


『わたくしの一撃を打ち返すとはなかなかのものですわ』


モーニングスターをブンブン体の横で振り回しながら男がこちらに少しずつ向かってくる。マストは完全に挟まれた。


『ガキ、悪いがここでポイントもらってくぜ』


➖ん?!


「えっなに??」


余裕そうに口走ったサグだったがある異変に気付いた。しかしヒョロ眼鏡は自分に起こった事に気づいていない。

ヒョロ眼鏡はゆっくり後ろを振り返ってみるとそこには紫に光って消えゆく矢が転がっていた。どうやらヒョロ眼鏡に命中していたようだ。


『相棒!大丈夫か?!』


「だ、大丈夫だ、、けど…」


すると南側から甲高い笑い声が聞こえてくる。そこには紅くかすかに光る弓を持ったスレンダーな長髪の少女。


『我が一撃を受け止めても平気とは貴様なかなかやるなぁ』


ーコイツらおんなじこと言ってるぞ。


➖それにしてもヴァルの攻撃を受けて何にも感じないなんて、、相当な体力だ。


ーえっ、あいつヴァルなの?!てっきりキャラの感じから絶対剣だと思ってたのに…


清楚でリーダ格的立場の人=剣などのスタンダードな武器だと相場が決まっている。そんな立場のヴァルはまさかの弓だったことに驚きを隠せないマスト。ルル、ヴァルに挟まれていることには変わらない。そして徐々にその距離を詰められマストとヒョロ眼鏡の距離も近く。


『まずったなぁ』


『サグは余裕なくせにね』


そう言葉を交わす追い詰められる守護者ガーディアン


➖マスト、私に案がある。


➖相棒、俺に得策があるぜ。


マスト、ヒョロ眼鏡は場所は違えど耳を傾ける。そして頷く。


『そんなに黙って観念したようだなぁ!この時間でポイントは奪わせてもらう!』


南側の弓は大きくしなり夜が眩く光る。


『坊や!やってしまいなさい!』


北側の鉄球は回転速度が増し風を起こす。


そして両方から攻撃が放たれようとしたその時。


『『今だ!!』』


2人とも腰を低く構え、マストは少し笑みをこぼし、ヒョロ眼鏡は少し泣きそうだ。


『『走れ!!!』』


次の瞬間、マストとヒョロ眼鏡は元いた教室にスタートを切ったのだった。

呼んでくださりありがとうございます(^ν


レビューなど残していた抱けると幸いです!

次の投稿も10日までには上がるかな?



P.S.

最近他の小説とか読んでると「屍」って見たときに「屁」と勘違いして冷めてしまう(╹◡╹)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ