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ずっと、、、

作者: 雨天零

あらすじの通り、ただのどこにでもある普通の男女の恋愛模様を詩にした物です。

ずっと、見ていたかった

貴方が笑ったところ

貴方が悲しむところ

貴方が怒ったところ

私はそんな風にころころと変わる表情が

ずっとずっと、見ていたかった


ずっと、見ていたかった

春になると桜を見て微笑み

夏になると花火が散る様を寂しそうに微笑んで

秋になると紅葉を掌に乗せ微笑み

冬になると年が明けることを感じてまた寂しそうに微笑む

僕はそんな風に多くの笑顔を見せる君を

ずっとずっと、見ていたかった


春が来て、夏になって、秋になって、冬が来て、そしてまた春が来て

桜が舞って、水飛沫が跳んで、落ち葉が揺れて、雪が降って、そしてまた桜が舞う


長い長い月日が過ぎて

長い長い年月が過ぎて


変り映えのしない、温かな日々を過ごして

変り映えのしない、健やかな日々を過ごして


一時の幸せを

一生とも思える幸せを


ずっとずっと、一緒に過ごして来たんだ


けれど最後は儚くて

けれど最後は呆気なくて


眠る貴方の横顔を見ながら

静かに泣く君の姿を見ながら


『笑って』と言った


それを最後に、貴方は表情を変えることがなくなった

それを最後に、君の表情を見ることが出来なくなった


それでも寝ている貴方の横顔が

それでも涙を流す君の横顔が


笑っていたから文句は言わない


だって、私に幸せを教えてくれた人は

だって、僕に愛を教えてくれた人は


ずっとずっとずっと、心の中で、今もなお生き続けているのだから


読んで頂きありがとうございます。

感想などのお聞かせ頂ければ幸いです。

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