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桜color

作者: 灰猫

初めての街

始めての春

この街で

「これから」を歩いてく


入学式吹奏楽部がGReeeeNの桜colorを流し新入生を出迎える。



パタパタと各教室に向かう生徒たち。


「何か入学式で演奏って珍しいね~」

「本当~」

「クラス表見た?」

「見た見た最悪!斉藤と一緒」

「うっは。腐れ縁だね(笑)」

「そーいえばさーウチのガッコ、スクールカウンセラーいるんだね~」

「だね。なんか常勤ぽくなかった?」

「ちょっとイケメン?」

「えーインテリっぽくない?」

「でもうちらには関係ないよね」

「だねー。名前なんて言ってたっけ?」

「えー・・・と」



「ちょっと!なんであんたたちがここに居るのよ」

「その台詞そっくりそのまま返すけど?」

保健室では桜子と夏生秋生がやりあっていた。


「あのねえ君たち仮にも後輩が出来た身なんだからここに暇つぶしに来るのは止めなさい」

誠史郎がたしなめる。


『暇つぶしじゃなくて進級の報告だよ(わ)』

ガックリと肩を落とす誠史郎。


「もういいから今日は帰りなさい」

3人をほれほれと保健室から追い出す。


「今年もにぎやかな一年になりそうですね」

隣で北斗が微笑む。


「本来の仕事が出来るのであればそれはそれでいいですよ」

肩をすくめながら誠史郎はため息まじりに言う・・・



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