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困窮令嬢は幸せを諦めない~守護精霊同士がつがいだったので、王太子からプロポーズされました   作者: 緋月 らむね


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よろしくお願いいたします。

「えっと、ネオ様もそのうち一緒に住みますか?」


 思い切って聞いてみた。


「えっ、いや……まだ結婚したわけじゃないから、住まないよ」


 あ……やっぱりそうだよね……。好きって言われただけだしね。


「……そうですよね」


 がっかりしているのがわかったみたいで、ネオ様がフォローしてきた。


「今はまだってだけだから。ちゃんと真剣に考えているからね」


「はい、ありがとうございます」


 ネオ様からのフォローがあっただけでも気持ちが浮上してきた。現金なものだ。


「じゃあ私とネオ様はお付き合いする関係になったって思っていていいですよね?」


 以前のムート様の時のようになるとは思っていないけど、ここは大事なことなのでしっかり聞いておきたい。


「ああ、そうなるかな」


「よかった!これからよろしくお願いします!」


 ネオ様はムート様とは違った!良かった!!嬉しい!自領にいる平民の女の子がお付き合いしている話をしてたのを聞いてすごく羨ましかったんだよね。


 私は一応貴族令嬢だからお付き合いってできないんじゃないかって思っていたから嬉しい!貴族だとすぐ婚約で結婚だもんね。


 お付き合いしてくれるってことはネオ様は運命の魔術師だけど平民なのかな。私は一人娘だからネオ様が婿養子に来てくれると助かるんだけどな。


「ところで、ローザ嬢ってこれからは呼ばずにローザって呼んでもいいかな?」


「はい!ぜひ」


「ありがとう。ローザも俺のことはネオって呼んでほしい」


「わかりました。ネオって呼びますね!」


 お互い呼び捨てで呼ぶのも密かに憧れていたんだよね。色々夢が叶って嬉しいな。


「今日はこれからどうする?せっかくだから、夕食を一緒に食べようか?」


「はい。私もそう思ってました」


 シルクリア商会での話が思ったより長くて、もう夕方だった。このまま夕食を食べに行けばいい時間になりそう。


「今日は屋台で出来たものを買わないで、材料を買ってきませんか?私、作りますよ!」


「ローザの手料理が食べれるのはすごくいいね。ぜひお願いしたいよ」


「はい、任せてください」


 私は自領にいる時は時間がある時は自分でも料理を作っていた。料理をお父様に任せっきりではなかった。私はなかなか上手みたいでお父様はよく褒めてくれていた。


「ネオ様は何が食べたいですか?」


「そうだな……ハンバーグかな」


 ハンバーグ!昔一度作ったことがあるけど、最近は作ったことないな……


貧乏子爵領ではなかなか肉は食べれなかったし。


「ハンバーグですね、うまくできるかわからないけど作ってみますね」


 ちょっと不安だけど、まぁなんとかなるでしょう。


 私とネオは露店街の食材が売っているところで挽肉を買って、私がそれを使ってハンバーグを作った。ハンバーグは久しぶりに作ったけど、なんとか作ることが出来た。


「ローザは料理上手だね」


 ハンバーグが美味しかったようでネオが褒めてくれた。


「ありがとう」


 私とネオはハンバーグを食べながら、今日シルクリア商会で納品したイヤーカフの今後について話をしていた。


「はっきり言われたわけじゃないけど、これからもどんどん作ってほしいから王都に住んだ方がいいっていうことみたい」


「その通りだと思う。子爵領からここまで来るのに遠いからね」


 そうでもないと思っていたけど、3日かかるのはやっぱり遠いことになるか。


「そうですね、王都にいて作ることができれば早く納品出来ますしね」


 これからはネオの窯を借りて作っていくからとても近いと思う。ただ銀粘土は自領から届けてもらわないといけないけど。


 話をしながら食事をしていたらあっという間に時間が過ぎてしまった。そろそろ宿に戻らないといけないと思う。


「そろそろ、宿に帰りますね」


「ああ、宿は近くなのか?」


「はい、シルクリア商会とネオの工房の間ですね」


「歩いて送れる距離じゃないな…… 」


「そうですね、大丈夫ですよ。宿までは乗合馬車で戻ります」


 私はネオの工房を出て、近くの乗合馬車に乗って宿に戻った。


お読みいただきありがとうございました。

たくさんのPV、いつも本当にありがとうございます!

もし作品を楽しんでいただけましたら、お気に入り登録や評価などいただけると大変励みになります。

是非是非よろしくお願い致します!!m(_ _)m


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