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困窮令嬢は幸せを諦めない~守護精霊同士がつがいだったので、王太子からプロポーズされました   作者: 緋月 らむね


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よろしくお願いいたします!

 昨日は寝てしまったので、やっぱり今日ネオ様とランチに行った時に露店街にも寄ってもらって何かヒントをもらうようにしようと思う。


 私はネオ様とのランチに行くためにワンピースに着替えながら色々と考えていた。


 何か思いつくといいんだけど、何もいいアイデアが浮かばなくて困っている。

貴族の女性が身につけるものって宝石がついているジュエリーだよね。


 私はネオ様に彫金を教えてもらったけど、結局1週間では糸鋸の銀板の切り出しとヤスリがけ、タガネを少しくらいで限界なんだろうと思う。


 短期間ではとてもネオ様が作るようなジュエリーを作れるようにはなれない。どうしたらいいんだろう。


 いつもよりお化粧もして、ワンピースに合うようにオレンジ色の髪を簡単にアップにした。鏡で確認するといい感じになっていた。もちろんネオ様と交換したネックレスは着けている。


 ヤラといつでもコンタクトできるようにこれはお風呂以外は外していない。





「こんにちは、ローザ嬢。準備できているかな?」


 あっという間にネオ様と待ち合わせ時間になってしまったみたい。ネオ様が工房の前に着いたようで声をかけてきた。


「はーい、今行きますね」


 私は考えるのをやめて、ひとまずネオ様とのランチに向かった。


「お待たせしました。よろしくお願いします」


 そう言ってネオ様を見ると、ネオ様もトラウザーズとフリルの付いたシャツで普段よりドレスアップをしていた。


「ローザ嬢、ワンピースよく似合ってて可愛らしいね」


 ネオ様にワンピース褒められた!嬉しい!!


「ありがとうございます!ネオ様も素敵です」


「ありがとう。早速だけど、向かおうか。ちょっと遠いから馬車で向かおうと思ってる」


 外へ出てみると馬車が待っていた。


「ローザ嬢、お手をどうぞ」


 ネオ様が手を差し出して馬車に乗る時にエスコートしてくれた。


(エスコートまでするなんて、あいつ随分慣れてきたな)


 またヤラがひどいことを言っているけど、ちょっと私も同じことを思ってしまった。最初から優しいし、よく気がつく人だと思っていたけど、こんなに自分からエスコートまではなかった。


「ありがとうございます」


 私はネオ様にエスコートされて馬車に乗り込んだ。




「ローザ嬢、何かいいアイデアは浮かんだかい?」


「まだ浮かんでないです」


「そっか、今日のお店は、露店街に近いから露店街で馬車を降りて見ていこう。予約は12時半にしてあるから時間もあるし」


「ありがとうございます。何かヒントがあればいいな」


 馬車で通っていると歩道を歩く人がどんどん多くなってる。どうやら王都の中心街に着いたみたい。


「そろそろ露店街があるから、馬車を降りようか」


「はい」


「お手をどうぞ」


 露店街もこの辺りらしくて、ネオ様がまたエスコートしてくれて馬車を降りた。エスコートだとはわかっていても手を繋げてドキドキしてしまった。




 馬車を降りて、ネオ様と露店街を歩く。ちょっと服装がドレスアップしているから目立っちゃうかなって思っていたけど、王都の中心部なだけあってみんなオシャレで目立たなかった。


 そして、実はさっきから私はネオ様と手を繋いでる……


  エスコートの延長でネオ様と私はそのまま手を繋いでいたんだけど、私もネオ様も何も言わなかった。


お読みいただきありがとうございました。

たくさんのPV、いつも本当にありがとうございます!

もし作品を楽しんでいただけましたら、お気に入り登録や評価などいただけると大変励みになります。

是非是非よろしくお願い致します!!m(_ _)m

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