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困窮令嬢は幸せを諦めない~守護精霊同士がつがいだったので、王太子からプロポーズされました   作者: 緋月 らむね


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よろしくお願い致します。

私とネオ様は工房を出て露店街に向かって歩いていた。


 158cmの私よりネオ様は20cmくらい背が高い。背が高いから、足も当然私より長いんだけど、いつも歩幅は私に合わせてくれていた。


「ネオ様、せっかくなんで、この前みたいに露店街で買ってきて工房で食べるのではなく、お店で食べませんか?」


 私はせっかくのデートなので、思い切って店で食べたいと提案してみた。


「……お店で食べるのは最終日にしようか」


 一瞬、ネオ様の返事に間があった…。


「いきなりはダメでしたか?」


 気になって確認してみる。


「そう言うわけではないんだけど……」


 何かはっきりしないような返事をしながら、ネオ様が考えるそぶりを見せていた。


「……わかりました。最終日ですね!楽しみにしています!」


 ネオ様が何か続きを話し出す前に、ちょっと気まずい雰囲気だったのを変えるように、私は明るく答えた。


「今日、行けなくてすまない…」


 申し訳なさそうにネオ様の顔が曇る。


「最終日に行けるので大丈夫ですよ。気にしないでください」


 なーんて言ったけど、本当はすごく気になっていた。でもあまり追求しすぎて嫌がられてしまったら、私も嫌だから、これ以上は追求しない。


 最終日にはお店でディナーデートできるんだし。


「最終日、楽しみにしてますね!」


 楽しみにしてると言ったらネオ様の表情が明るくなった。


「俺も楽しみにしてる。ローザ嬢は何か食べたいものはあるかな?」


「私、お肉が好きなんですよ。そうそう、この前ネオ様にお店の中で聞いたハンバーグ美味しかったです!」


 隣町のお店で偶然お会いした時に教えてもらったハンバーグはとても美味しかった。いつかネオ様にそれを報告したいと思ってたから、今言うことができてよかった。


「ローザ嬢は肉が好きなんだな。じゃあ美味しい肉を食べさせてくれる店を探しておくよ」


「わー!嬉しいです!お店も楽しみにしていますね!」







 最終日のお店デートの話をしているうちに露店街についた。露店街は前回ネオ様ときた時よりも人が多かった。


「今日、なんかこの前より人が多いですね」


「ああ、本当に」


「今日は何かあるのかな?」


「いや、今日は勤め人の休日の前日の夜だから人が多いのかもしれない」


 そうか、明日は勤め人の休日の日なんだ。勤め人とは一般的に平民で雇われている仕事をしている人のことだ。


「明日休みだと思うと寄り道しちゃいますよね。私も王都に来た時に、明日自領に帰るだけだと思うと、遅くまで色々みちゃうからそれと一緒ですよね」


「そうだろうね」


「あ!この前美味しかった米粉のサンドイッチの店がありました!」


「どこ?」


「そこです。私、明日の朝のために買っていきますね!ちょっとここで待っていてもらえますか?」


 私は斜め向かいを指差した。美味しいお店だったけど、今のところお客さんはいなかった。


「俺も一緒に行くよ」


 ネオ様はついてきてくれるようだったけど、お店は空いていたのですぐに購入できるから、ここで少しネオ様に待っていてもらうことにした。


「大丈夫ですよ。ありがとうございます。すぐ買ってくるので、待っててください」


「わかった」


 ネオ様に待ってもらって、米粉のサンドイッチを買う。せっかくだからネオ様にも食べてもらいたい。ネオ様の分も購入した。



 ネオ様が待っているところに戻ろうとすると、ネオ様が見知らぬ女性と話していた…。


 あの女性は誰なんだろう?ネオ様は王都に工房があるから女性の知り合いがいてもおかしくないけど…。 


お読みいただきありがとうございました。

たくさんのPV、いつも本当にありがとうございます!

もし作品を楽しんでいただけましたら、お気に入り登録や評価などいただけると大変励みになります。

是非是非よろしくお願い致します!!m(_ _)m

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