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よろしくお願いいたします。
私とネオ様は露店街から戻ってきた。夕食のためのベジタリアンパエリア、フライドチキン、フィッシュ&チップスが買えて満足だった。
「ベジタリアンパエリアはすっかり冷めましたね。これであの店主が言っていた方法で食べれますね」
「ああ、楽しみだ」
お茶をしていたテーブルが今度は食卓になった。
「私、お茶淹れてきます。ついでにフライドチキンとフィッシュ&チップスも温めてきますね」
「ありがとう。お願いするよ」
さっきはネオ様にお茶を淹れてもらったので今度は私がお茶を淹れることにした。フライドチキンとフィッシュ&チップスはフライパンで温めていく。
「はい、どうぞ」
「ありがとう、いただきます」
先にお茶を淹れた。ついでにカトラリーと取り分け皿も持ってきた。まだフライドチキンとフィッシュアンドチップスはフライパンの中だ。5分くらい温めるのでタイマーをかけておいた。
「さっき買ってきたものは、全部で合わせると結構なボリュームだけど、ローザ嬢は食べれるのか?」
「はい。いつもこれくらい食べていますよ」
「そうか…」
あれ?なんかネオ様、驚いてる?
「なんか驚いてます?」
「えっ、いや、しっかり食べていいなって思っていた」
「貴族の女性って、あんまり食べないんですけど、私はよく食べるんですよね… 」
「そうなんだね。でもすごくいいと思うよ」
「えっ。ありがとうございます… 」
よく食べることを褒められてしまった。
貴族の女性はみんな体型を気にするから、あまり食べない。だから細くてスレンダーな人が貴族の女性には多い。
でも、私は細くてスレンダーではなくて、普通体型で、むしろ少しぽっちゃりに近い。お父様は気にしなくても、ローザがよく食べて健康ならそれでいいって言ってくれていた。
私、ちょっと気にしてたんだよね、貴族の女性なのによく食べること。
だけど、ネオ様にも褒められるとは思っていなかった。
ピピピピッ
セットしていたタイマーが鳴った。フライパンのフライドチキンとフィッシュ&チップスが温まったみたい。
「温まったみたいなので、持ってきますね」
温まったフライドチキンとフィッシュ&チップスを取って戻ってくるとすでにベジタリアンパエリアをネオ様が分けてくれていた。
「ネオ様、ありがとうございます」
「ああ、ローザ嬢も温めて持ってきてくれてありがとう」
「じゃあ、食べましょうか!いただきます!」
「いただきます」
早速私はベジタリアンパエリアを食べる。ちょっと大きめな半分に切ってあるレモンを絞ってかける。レモンが大きいからちょうど満遍なく全体にかかった。
「美味しい!」
「これは美味しいな!」
大きいレモンだなと思ったけど、レモンが全体にかかることでしっとりするのか冷めたご飯のパサつきは全然気にならなかった。とてもさっぱりして美味しい。
「こっちも食べよっと」
さっぱりしたベジタリアンパエリアと揚げ物のフライドチキンやフィッシュ&チップスはいい組み合わせだった。とても合っていた。ネオ様にも勧める。
「ネオ様もフライドチキンとフィッシュ&チップスも食べてみてください。とても合って美味しいですよ!」
「本当か?じゃあ早速」
ぱくっ
「ローザ嬢の言うようにすごく合うな」
「ねー、すごく合いますよね」
フライドチキンとフッシュ&チップスはベジタリアンパエリアのおかげできっと、そのまま食べるよりも何倍も美味しく感じるようになっていた。
買ってきたものは結構な量があったけど、私とネオ様で全部食べてしまった。私のお腹はパンパンだった。
「食事も済んだから、そろそろ帰るよ。ローザ嬢、また明日。今日は疲れているだろうからもう練習せずに休むようにね」
「はい、わかりました。ネオ様、気をつけて帰ってくださいね」
「ありがとう」
食事が済むとネオ様は気を遣ってか、すぐに帰られた。
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