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困窮令嬢は幸せを諦めない~守護精霊同士がつがいだったので、王太子からプロポーズされました   作者: 緋月 らむね


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よろしくお願い致します。

 まず、銀板で切り出したいものを紙に描く。私もネオ様みたいに葉っぱを作ろうと思う。いつも粘土細工をする前に下絵を描いているから、下絵を描くことに私は慣れている。


「ローザ嬢、植物の絵すごく素敵だね。これは空想のものかな?」


「そうです。私が考えた植物で、実際にはありません」


 粘土細工で描いていた時と同じものを描いてみた。葉が丸くて、大きな空想の植物を描いた。


「じゃあこれにボンドをつけて、銀板に貼って」


「はい」


「貼れたら、糸鋸で切り出していく」


 私はネオ様が座っていた場所を借りて、糸鋸で切り出しをしてみる。慣れていないからうまく糸鋸が使えない…。紙に描いた下絵に沿ってはとても切り出せなかった。


「あ……だめだ、うまくできなかった…」


 なんとか1時間近くかけて、下絵通りではないけど切り出すことができた。さっきのネオ様に比べたらかなりのスローペースだと思う。


「最初は誰だってうまくできないよ。最初にしては上出来だと思う」


 ネオ様が私が切り出した銀板をみて褒めてくれた。


「ありがとうございます」


「でも、もっとうまく切り出せるようになるためには、練習がいるね」


「はい。練習します」


「うん」


 私は切り出した銀板の下絵を剥がすために、水につけた。


「銀板を切り出して、ヤスリがけをして、タガネを使ってと、一通り見せてしまったけど、全部一気にできるようにはならないから、さっきも言った通り、少しずつ練習してもらうことになる。それで、ちょっとスケジュールを決めておこうかと思う」


「スケジュールですか?」


「ああ、エイド子爵との約束は1週間だから、1週間の間にさっきの葉のようなものが作れるように」


「1週間で…」


いや〜ネオ様案外厳しいな。私、できるようになるかな…。


「本当はもっと色々教えようと考えていたけど、今日教えたものを1週間しっかり練習して、技法を身につけてもらうのがいいかなと思ったんだ。どうかな?」


「そうですね、私も1週間でどれだけできるようになるかわからないので、それでお願いします。今日教えてもらったことを頑張って練習していきます」


 ちゃんとできるようになるのか、心配だけど、練習してみなければ、当然できるようにはならないし、練習したら案外うまくできるようになるかもしれない。


「そうだね、一緒に頑張っていこう」


 そう言ってネオ様はまた笑顔を見せてくれた。本当にイケメンの笑顔ってすごい威力!!見惚れてしまう…。


「はい、よろしくお願いします」


 私は改めてネオ様に頭を下げた。


「では、さっき切り出したのを完成させたら、今日から3日間は糸鋸を練習、1日はヤスリがけの練習、残りの3日でタガネの練習でどうかな?そうしたら切り出して作るペンダントトップは、一通り練習したことになって、出来上がる」


「わかりました。頑張ります」


「それぞれの最後の日に出来具合を見せてもらおうと思う」


「はい」


 話しているうちに水に浸けて、10分くらい経ったので勝手に水の中で下絵の紙が剥がれていた。


「今度は縁をヤスリがけしていく」


「はい」


 棒状になっているヤスリで切り出した銀板の縁をヤスリがけをしていった。これは難しくないと思う。ただ、滑らかにするのは大変かも。根気がいる。


「これは良さそうだね。上手にできている。さっき1日ヤスリがけの練習っていったけど、糸鋸やタガネの練習のが良さそうだね」


 私がヤスリがけしているところを見てネオ様が言った。


「そうですね」


 「じゃあ、3日は糸鋸の練習、その次の3日はタガネの練習で、最後の1日は両方の出来具合を見て何をするか決めよう」


「はい」


 1週間頑張って練習してネオ様みたいにはいかないかもしれないけど、少しでも形にできるように頑張るぞ!!


お読みいただきありがとうございました。

たくさんのPV、いつも本当にありがとうございます!

もし作品を楽しんでいただけましたら、お気に入り登録や評価などいただけると大変励みになります。

是非是非よろしくお願い致します!!m(_ _)m


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