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困窮令嬢は幸せを諦めない~守護精霊同士がつがいだったので、王太子からプロポーズされました   作者: 緋月 らむね


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よろしくお願いたします。

「こんにちは、ネオ様いらっしゃいますか?」


 今日も工房の扉は開いていた。開いていればいるって前に言っていたからネオ様はいるようだ。少し待っていると奥から足音がしてきた。


「ローザ嬢、いらっしゃい」


「こんにちは、ネオ様。ちょっと悩んでいることがあって、ずうずうしくも相談にのってもらえたらと思って… それと実は今日、子爵領に戻ることになりまして、その挨拶も兼ねて父と伺ったんです」


「えっ、もう子爵領に戻るの?」


「はい、持ってきたアクセサリーは売れて、ガラス工芸品もほとんど売れたので予定よりも早いんですけど」


「そうなんだね、それはよかった。ローザ嬢に会えなくなるのは寂しいけどね」


「そうですね、せっかくお知り合いになれたのに、子爵領に戻ったら、こんな風になかなか会えなくなるので私も寂しいですね」

 

 ネオ様が私と会えなくなるのが寂しいって言ってくれた。嬉しい。


「それで、父もネオ様に挨拶したいって、近くで馬車を停めて待っているんですが、ずっとそこに馬車を停めておくわけにもいかなくて。どこか停める場所、ありませんか?」


「それならこの工房の裏が馬車を停める場所になっているので、そこに停めたらいいよ」


「ありがとうございます。父に伝えて停めてきますね」


 私は待っているお父様のところへ戻った。


「お父様、ネオ様が工房の裏に馬車を停めていいと言ってました」


「そうか、ありがたい。じゃあ裏に停めてこよう」


「場所がわからないかもしれないから、私も一緒に行くね。停めて一緒にネオ様のところに行こう」


「さっき、待っている間に喫茶店を見つけたから、挨拶したらわしはそこにいるから」


「はい」


 お父様と私はネオ様から聞いた場所へ馬車を停めた。工房の裏の場所は思ったより広くて、あと2台くらいは停めることができそうな程だった。


 工房は作っているだけじゃなくて、きっとお客様も来ているんだろうな。


 馬車を停めて、私はお父様と再度ネオ様の工房へ向かった。


「戻りました」


「おかえり、場所はすぐにわかったかな?」


「はい、大丈夫でした」


 ネオ様は奥にいなくて、入り口辺りのテーブルでお茶を飲まれていた。


「ネオ様、こんにちは。今日、地元に戻る予定です。娘がお世話になりました」


「エイド卿、わざわざありがとうございます」


「エイド卿?、ネオ様は私が貴族だって気づいてらしたんですか?」


「ローザ嬢から聞きました」


「そうでしたか。あの…ネオ様と私は以前どこかでお会いしたことはありませんか?」


「…いや、ないと思います」


「そうですか、私の勘違いですね。すみません」


「いえ」


「あの、私は挨拶だけのつもりでしたので、そろそろ失礼しようと思います。ローザはネオ様に相談があるようでして、もう少しここに残らせていただくので、相談にのっていただけたら嬉しいです」


「相談?私でよければのらせていただきますよ」


「ありがとうございます。よろしくお願い致します。ローザ、喫茶店で待ってるよ」


「はい、わかりました」


 お父様が気を利かせてネオ様に相談のことを話してくれて、喫茶店に行った。


お読みいただきありがとうございました。

たくさんのPV、いつも本当にありがとうございます!

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そしてとても嬉しいです!

ぜひよろしくお願い致します!!!


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