表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/71

3 王太子視点

ヒーロー登場!誤字があったので直しています。よろしくお願い致します。

(ネオ〜早く私の番を探してよ〜!近くにいるんだから!!)


「はいはい、わかったよ。今度こそ大丈夫か?イングの番の守護精霊の居場所はもう掴めているのか?」


(絶対大丈夫だよ〜だから早くその場所に向かおうよ。ネオだって早く出会いたいでしょ?)


「うーん…でも上位貴族の未婚の女性は全て守護精霊が顕現してるけど、番を持つものではなかったし、イングがこれまで番の居場所教えてくれてたけど、全部違ったよね…」


(えー!!まぁそうだったけど。次こそ大丈夫だよ!それにネオも番となる相手は会ったらすぐにわかるし、色々なことがしっくりとくる相手だから大丈夫だって)


「本当かなぁ…」


(ネオだってお父さんとお母さんのことみてるからわかるでしょ?)


「まあね…仲はいいね。でも友達みたいだよ」


(それはダメなの?)


「うーん、俺は両親のような友達って感じよりもっと愛し愛されているなぁって思える関係がいいんだ」


(ネオはロマンチストだね。大丈夫だよ!さっきも言ったけど、ネオと同じ考えの人だから)


 俺は自分の守護精霊に番を探すようせっつかれていた。国王になる者は一般的な守護精霊とは違い、守護精霊が番を持っている。そしてその守護精霊の番が王の妻、つまり王妃となるとされていた。 


 これは一応公になっているが、知っているのはほんの一部の上位貴族のみ。なぜなら今まで国王の守護精霊の番は上位貴族の娘の中にいたからだ。


 俺の母親も上位貴族であるステビア侯爵の妹だった。守護精霊が番を持つ場合はまず番を探す。それからその人がすべきことを導いていく。


 守護精霊を顕現させる運命の魔術師は実は王族だった。王族が生まれながらに持っている特殊な魔力を使って守護精霊を顕現させており、俺は父親である国王陛下に自分の守護精霊を顕現させてもらっていた。自分の守護精霊は自分ではわからない。


「じゃあ、イングがいう場所に行こうか」


(うん)


「場所はどこだっけ?」


(王都の隣の町。もうすぐその人着くみたい)


「もうすぐ着くみたいってどういうことなんだ?」


(まだ来てないの。でもその町に着いていたとして普通に歩いてても出会えないから出会うために何か工夫した方がいいよ)


「工夫?例えば?」


(その人、守護精霊の顕現がまだみたい。だからまず顕現のために近づかないといけないかな)


「それでイングにもなかなかわかりづらかったんだな。それなら大丈夫。俺の顕現方法は一見その方法ってわからないから怪しまれにくいと思う」


 俺はイングのアドバイスを元に準備をしてから町に向かうことにした。


(ネオー!!準備できた?早く行こうよ。すれ違っちゃうよ)


「お待たせ、もう行けるよ」


お読みいただきありがとうございます。

たくさんのPV、本当にありがとうございます!

もし作品を楽しんでいただけましたら、お気に入り登録や評価などいただけると大変励みになります。

よろしくお願い致します。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ